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カメラ紀行「世界の絶景」

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世界を巡る旅で撮った写真を厳選して"カメラ紀行「世界の絶景」"としてテーマ別にまとめました。
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#風景写真

「世界の絶景」          6.島 その4. イースター島(チリ)

1モアイ像の島 南米チリから3,800Km、タヒチから4,000Km、南太平洋にぽっかり浮かぶ「絶海の孤島」イースター島。  人口は3,800人。面積は佐渡島のおよそ1/3。市場もひとつ、教会もひとつのこの小さな島を、住民は「大いなる大地」という意味をこめて「ラパ・ヌイ」と呼ぶ。  オランダの提督ヤコブ・ロッグフェーンが西洋人として始めてこの島を発見したのが1722年の復活祭「イースター」の日だったことから英語でイースター島と名づけられた。  この島を有名にしたのは言うまで

「世界の絶景」   6島         その3 ラバウル・ピジョン島      (パブアニューギニア) 

1.ラバウル ニューギニア島の東半分が最後の秘境と云われるパプアニューギニア。 大小700もの島から成るこの国は、総面積46.2万k㎡で日本の約1.25倍、人口は約513万人で、パプア人やニューギニア人、高地族を中心に多くの部族で構成されている。  そのパプアニューギニアの北東に、サンゴ礁の海に囲まれた魅力溢れるニューブリテン島があり、ラバウルはその島の北端にある、この国随一の美しい街だ。  ラバウルの港からは、間断なく噴煙の吹き上がるダブルブル山が見える。 2.ダブルブ

「世界の絶景」  5.海と空          その3・空の鮮麗

1.南太平洋の空◆クルーズ船とともに  横浜を出航したクルーズ船は、10日間の航海を経て2月4日、南太平洋に入った。  南太平洋の大空は、透明な大気が纏い、鮮やかな青空を描き出す。その美しさは、北太平洋にはない才覚に満ちていた。  朝早くデッキに出ると、"うろこ雲"や"いわし雲"と呼ばれる白い雲が青い空の中に広がっていて、穏やかで優しい光景を惹き立てていた。  夕暮れ時の空には、オレンジとレモン色が織り交ざった雲が拡がって、壮大な風景が心に慰めを与えてくれた。 ◆

「世界の絶景」  5.海と空       その2 海と空のハーモニー

1. ダーバン(南アフリカ共和国)◆ビーチが美しく、インド文化が根付く南アフリカの港町  ダーバンは美しいビーチが魅力的な港町である。  19世紀に労働力としてインド人が多く移住したため、あちこちにインドの文化が融合していて、本格的なインド料理が楽しめる街でもある。  晴れた日の早朝のビーチには、長い桟橋の上で釣りをする人々、そこに群がる海鳥たち。朝焼けの空と椰子の木、等々。被写体には事欠かないカメラマン垂涎のフォトスポットだ。 2.プエルト・アヨラ(ガラパゴス諸島)