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原因不明の頭痛の話:その3

その神業の院長先生がいるクリニックを予約しようとHPを見ると。

院長先生の予約は月末まで全滅。。。

電話したら予約できる場合あり、ってことなので電話してみたら。

「院長先生のお父様の方でしたら予約できます。たくさん親知らずを抜いていらっしゃるベテランの先生ですよー!」

とのこと。

しかーし。
院長先生のお父様。
確かに経歴を見るとすごい方なのですけど(歯科医として多分超有名な人)、御歳はおそらく70歳を超えていると推定いたしまして。

麻酔したり、歯肉を糸で縫ったりする作業が必要なのに、私でさえもう老眼で小さな字が見にくいというのに、70歳ですよね、、、。歳を取ったら手が震えたりするじゃないですか、、、。

一応予約はしたものの、いややっぱり、、、どうだろう、、、。
と思い悩み、後日、院長先生がおそらくキャンセルになったところがスポットでWeb予約ができたので、お父様には検査だけしてもらい、実際の抜歯は息子さんの院長先生にお願いしたい。。。と超失礼なお願いをしたのでした。

さて。
検査当日。
お父様の方に実際にお会いしましたら、70歳とは思えないとても若々しい先生で(今の70歳の見かけって、昭和時代の50歳ぐらいですよね。。。)。

CTをとってみたところ、

「全然難しくないし15分もあれば終わりますよ、なんなら今、僕がやってもいいですよ。」

とのこと。
一刻も早く抜いてしまいたいのと、思っていたより若かった(失礼!)のでちょっと安心しまして、その場で抜いてもらうことに。

表面麻酔と、注射の麻酔を何ヶ所か。程なく抜歯が始まって、ミシミシと骨が揺すられ、これから本格的にガッて歯を掴んで抜くのか?と思って身構えたら、

「歯は抜けましたので、これから縫いますねー」

え!?マジで??(早すぎて、聞き間違いかと思った)

2ヶ所ぐらい縫い終わって、あっという間に終わりました。
どこも全く痛くなかったし。
麻酔万歳!
医療技術の発達に感謝!!!

終わった後に、

「僕は年間、数百本は親知らず抜いてるんですよ。
ちなみにこれ僕が書いた本。」

と見せてくれたのは、難しい症例の親知らずの抜糸技術を図解した、歯科医向けの医学書(普通の歯医者さんで抜くのに失敗して、途中で回されてきた患者さんとかの症例も多数)。

・・・とっても上手な先生で、キャリアもすごいのに、お父様の方ではなくて、息子さんにお願いしたいって言ってごめんなさい><。

結局頭痛はどうなったのか





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