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復帰初戦JCS2022の備忘録 レジギガス

こんにちは、北海道のポケモンカードプレイヤー楓です。

3年前の2019年シーズンの終わりに結婚などの私生活での変化や、周りの環境の変化、コロナの流行との付き合い方などから長くポケモンカードから離れておりましたが今回JCSの抽選が通る幸運もあり私生活も落ち着いてきた事から久しぶりにまた大型大会への参加の復帰を決め今回チャレンジさせて頂きました。

使用したデッキは今回優勝された方も使われていました所謂レジギガスデッキ。
結果は5勝3敗で完走に2歩ほど及ばずという内容でした。

day2に残れるくらいの戦績ならもっと過去の構築なども並べながら細かく解説の記事でも久しぶりに書こうかと思いましたが、このような結果でしたので簡単に自分の中での整理も含めてデッキの説明やなぜ今回レジギガスを使うことを決断したかなどを、めちゃくちゃ簡単に、なるべく短く書かせていただきます。

◆レジギガスを使うデッキに選択した理由
今回の使用デッキの候補として環境の中心であるミュウvmax、パルキアvmaxの2つは頭にありました。
ですがどれだけ突き詰めてもミュウvmaxデッキはウッウロボやシマボシのコイントスと個人的に和解が出来ず。
パルキアに関してはあまりに環境でのシェアが高く、ミラーが頻度よく発生する事。ミラー戦ではBO1の予選ラウンドにおいて先手番でパルキアが置かないゲームや後手番において、相手が十分な周りを見せた先1の動きをしてきた場合の劣勢を覆す手段に乏しくそのまま負けてしまうゲームが多いと考え、自分での使用は諦めました。
そしてずっと練習していくうちに「いまのポケモンゲーム、まくりの札なさすぎん?」という点がどうしても気になり、高打点の殴りあいで毎ターンサイドが進んでしまい先制したプレイヤーが押し切ってしまいがちだなぁという事で、「劣勢からのまくり」というゲームプランよりも、もともと最初からサイドの貯金がありサイドレースで優位に立ったままゲームを終えられる期待ができる「ルールを持たない所謂非vのデッキ」での可能性を模索することにしました。

条件としては
・パルキアとミュウに対して5割以上の相性で有利※不利を取らないこと。
・その他のあらゆるデッキ、ハピナスやアルセウスなどのデッキに明確な不利デッキが無いこと

その中で
連撃テンタクル
→かがやくゲッコウガへの対応が厳しく断念。
ヒスイウインディ
→ギリギリまで候補、ピオニー型とゾロアークのおかげでサンダースを着地させてじんらいのめざめでパルキアにある程度頑張れるようになったものの安定して勝つには至らず
とボツになっていき
レジギガスデッキがそれぞれの条件を満たしていると感じ構築することとなりました。

構築はそれぞれ変化していてその部分の説明は省きますが、仮組み段階のデッキでも札幌のシティリーグでベスト4、直近の自主大会で9-1で優勝が出来たためデッキのポテンシャルを感じ、JCSまで煮詰めることとしました。

予選10回戦での当たるだろうデッキ予想を下記と定義して構築しています。

・パルキアと3〜4戦
・ミュウと2〜3戦
・ジュラルドンと1戦
・ゾロアークと1戦
・ハピミル、ゼラオラファイヤー、その他アルセウス派生、非vデッキから2戦の10戦で8〜9勝する事を目的とする。

下記採用カードと理由となります。

ーポケモンー
◆レジギガス 2
気絶したレジを再度着地させる必要があるデッキのため各レジは最低2枚と考えているため2枚。主にvmaxとのゲームでの殴り手となりますが、レジデッキはオーロラエネルギーを落とす行為が簡単では無いためにどんなエネルギーでもとりあえずかき集めて無職だけで150点出せるポケモンというのはありがたい存在でした。
・主な仮想敵/ミュウvmaxにこだわりベルト込みで330、オドリドリがいても310で一撃。

◆レジアイス 2
技を使う事はあまり多くありませんが相手のvポケモンの技を封じるためワンチャンスパルキアにターンがもらえたりジュラルドンのような腰を据えて戦うデッキには状況により強い札ですね。

◆レジロック 2
闘の140打点
・主な仮想敵/アルセウスvstarを280で一撃。ハピナスvを280で一撃。それぞれお守り、マントの場合はこだわりベルトが必要。

◆レジスチル 2
220ダメージから相手の逃げるために必要なエネルギー×50のダメージが減る特殊な技。
比較的に動かすことも多いカードです。
例.逃げる1の相手に170。
・主な仮想敵/ミュウvに対して220ダメージで一撃。インテレオンに対して170ダメージで一撃。など。

◆レジドラゴ(りゅうのひほう)2
りゅうのひほうのドロー特性がある方を2枚としました。
ドラゴンエナジーで240ダメージを出すレジドラゴも採用できるカードでしたが今回はデッキの枠を割くことができませんでした。ミュウデッキにおいてゲノセクトvを一撃できるカードなので欲しかったのですがあまりに死に出しでのりゅうのひほうドラゴが大事な場面が多くそちらの枠は削れませんでした。
※札幌シティの時は1-1で採用、その後は2-1で採用し、基本草エネルギーを1枚追加していました。

◆レジエレキ(テラスパーク)3
唯一3枚投入することにしたレジ。
パルキア対面で2枚体制で回すと途中途中で鉢巻やばつぐんグラスが要求されるなかでさらにふつうのつりざおが要求されてしまう状況になると厳しくパルキアのシェアをみても練習でもパルキアとの勝率が大きく変わった為これは正解だったと思います。
・主な仮想敵/パルキアに対し240ダメージ。鉢巻で一撃、おまもりがある場合ばつぐんグラスで一撃。
の予定でしたが思ったよりもツールジャマーの採用が太いパルキアが多く思惑通りにはいかないことも多々ありました。ここは検証不足もありますね。

ーJCSで採用を見送ったポケモンのカード
・かがやくゲッコウガ
直近まで全ての大会でこのカードを使っていました。レジギガスにおいてエネルギーを落とすことと序盤のドロー強化は欲しいの一言で、レジ自体はならんでもエネが落とせないということが多かった為序盤にゲッコウガでエネルギーを捨てたりデッキを貼ったりして回収ネットでお片付け。が非常に評価していたのですが、雪道を軸にした構築は切り替えて少し相性に歪みができた点と、セイボリー入りのパルキアの流行で中盤にセイボリーでレジを削られながらホーンでトラッシュのゲッコウガをベンチに戻されて次のターンに回収ネットをまた要求される事などマイナス点も目立ち始め思い切ってここは切りました。これが正しい判断だったのかは今もわかりません。


ーサポートー
体感8枚が事故負け多発しない最低枚数という感じでそれを下回らないように。
◆博士の研究 4
縦引きデッキでの最大のパワーカードフル投入
◆ヒガナの決意 1
5枚目の博士のイメージ
エネルギーを落としながらドローできるのも強く竿やネットなどあまり切りたく無いカードをホールドしながら進めるのも魅力的
◆シバ 1
あまり強いカードではないですがどうしても竿や余りのレジたちなどをどんどん抱えてしまってリシャッフルの択が山札にあるかないかは大きな差のため投入
◆マリィ 1
リシャッフル、唯一の相手の手札への干渉カード。後述するジュラルドン戦では一度は手札を流したいので採用。2枚目が欲しかった。
◆シロナの決意 1
非vがバンバン殴ってやられるデッキなので最大のドロー数があるカードとして採用しましたが、正直弱かった。レジと竿とボールが詰まっててシロナ4ドローするんか?って時とかにボールでレジ切って竿使って無理やり8枚引いたら戻したレジが大量に戻ってきて何してんのこれってやってました。マリィかシバの枠で良かったですね。
◆ボスの司令 1
3枚から1枚まででずっと動いてきたカード。
結局増やしたところで急所で引くのは無理。って言う結論になり最低枚数にしましたが、やはりこの場合は手帳が欲しかったなぁという感想。ボスが1枚のせいで負けたゲームはありませんでしたが、ここはあまりしっくりきた枚数を見つけられませんでした。ここも反省ポイント。
ー採用を見送ったカード
クララ
めちゃくちゃ使えると強い場面も多くてずっと採用していましたがデッキの初手からの事故の引きずりが多くドローサポートに枠を譲りました。

ーグッズー
◆クイックボール 4
展開と復帰とエネルギーの切れる札としてフル投入。

◆ハイパーボール 1
かなりの反省ポイントはここです。縦引きしたあとに引いたエネルギーを今まではゲッコウガで処理したりしていましたが、それも抜いた状況でのここの一枚は強気すぎました。結果、博士を打って引き込んだオーロラを落とせさえすれば殴れる!というターンになんども切る手段に苦しみました。ここを2.3枚確保する事は優先すべきでしたね。

◆ヒスイのヘビーボール 1
サイド落ちのレジを救うための必須カード
2枚は持て余す場面も多く強気に1

◆回収ネット 4
基本的に入れ替え手段がない限り死に出しのレジでしか戦えないのでアタッカーの切り替え、もしくはレジギガスの特性を複数使い盤面に次のターンにレジが並ばなくても良い保険をかけられる強みからフル投入。2.3も試しましたが個人的には合いませんでした。

◆ふつうのつりざお 4
3も試しましたが竿が縦引きで要求されるターンが多く、フル投入。

◆ふうせん 2
レジエレキ以外逃げる3なので手張りだけで逃げられる死に出し用のポケモンの用意として重宝します。むしろ風船レジドラゴがないと後半のツツジでえらい目にあうので一枚採用から増やしたカード。想像よりもツールジャマー入りのデッキに当たってしまい本番ではあまり活躍できませんでした。

◆こだわりベルト 2
パルキアへ300、ミュウに330などの打点を出すための必須カード。3枚目が欲しかったのですが個人的に1番マッチアップで勝率が担保できなかったおまもりパルキア戦でのキラーカードとしてばつぐんグラスを採用したい都合2でした。

◆ばつぐんグラス 1
上記の理由が主。ツールジャマーパルキアが多く、本番では活躍ができませんでした。

ースタジアムー
◆頂きへの雪道 4
アルセウスジュラルドンを切るということで札幌のシティなどでは0枚だったカード。
ただJCSでそこまでの割り切りはできないのでは?直前のシティの上位デッキのシェアでもジュラルドンが多数いたためにここは4の採用であれば練習でも問題なく相手できたため4の採用。3だと正直勝てないことが多く個人的にはジュラルドン切らないなら4、切るなら0と考えています。本番では当たらずでしたが、相手のゲッコウガやミュウをバグらせてくれて感謝。

◆嵐の山脈 1
レジドラゴ、レジエレキを継戦させられる最強カード。3の採用をしていましたが雪道に振り切った為に減らしました。安定感を投げ打って雪道を選んだことに後悔してはおらず当日も問題はここではなかったと思います。

ー採用検討したものの見送ったカード
・ファッションモール
こだわりベルト、ばつぐんグラスを急所で引かないことや博士で巻き込んでしまうので無駄に先張りして倒されるという部分のリスクを緩和してくれる最強カードで実際かなり強かったのですが雪道にシフトしたので断念。

・コトブキムラ
初手で事故ると本当に一生救いがない事もあるデッキなので緩和として。入れるなら3とかになるので諦めています。

ーエネルギー
◆キャプチャーエネルギー 4
展開にも盤面に復帰にも。最強カード。

◆オーロラエネルギー 4
理由不要の4枚

◆スピード雷エネルギー 4
オーロラのみや、オーロラ+草エネルギーでは
なかなかレジが殴り出すのに時間がかかってしまったためレジエレキに寄せたデッキであるためにここはフル投入でまずレジエレキが動く様に構築しています。

◆ツインエネルギー 2
レジギガスの0エネからの起動に必須

ー採用を見送ったカード
・ラッキーエネルギー
レジギガスがメインで攻撃する場合や
特にツツジの対策に一時期採用していましたが
他のエネルギーの枠に切り込む事はできず

・パワフル無色エネルギー
レジギガスメインで無ければ他のカードよりも優先することにはならなかったエネルギー。

◆当日のマッチアップ
先述した事前の予想と全く同じと言っていい当たり方なのに勝てなかったのはまだまだ構築が甘かったという事ですね。

× ヒスイゾロアーク
レジアイスレジアイス竿竿竿で詰まった初手事故から動けず有利デッキにフルボッコで号泣
○ ミュウ
雪道ビタどめ、レジギガスでプラン通り
○ パルキア
鉢巻グラスもしっかりと引き込みエレキの殴り出しが遅れなかったので勝ちきり。
○ ゼラオラファイヤー
非v同士ですが向こうに序盤130出るカードがいないため有利
× パルキア
殴り出しに遅れてしまい接戦に、トップエネルギーでなければ、、というところですが見事に引かれてしまい終戦。
○ ゼラオラファイヤー
上記と同じ
○ハピナス
お互い笑っちゃうほど事故ってましたが有利相性なのでぎりぎり勝ち
× ミュウ
ほぼ技を打つ事ができず終戦
お相手も適切なプレイをされていたのでもう2ターン遅れた時点で終了でした。

結局5-3でビクティニちゃんだけお持ち帰りしてきました。幕張メッセで完走できなかったのは久しぶりでめちゃくちゃショックでしたが復帰大会としてはまずまず。デッキ選択○、プレイング△、構築△っていう大会でしたね。
血反吐吐くほど練習しないと勝てないノーセンス人間という自覚があるのに血反吐吐くまでに至ってなかったので練習不足です。三年前のJCSの練習量の時の自分がみたらお前悔しがる
資格もないよ。って感じなので2023シーズンは頭からしっかりがんばります。
また今まで一緒にかかわってくださっていた方、復帰を喜んでくれた方もいらっしゃったのでこれからぜひ宜しくお願いします。

JCS本当にお疲れ様でした。
優勝したレジギガスお見事でした。勉強させていただきます。おめでとうございます。


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