生きること、生きないということ。そして…
世間では「夢を持て」、「若いうちに色んな経験をするべきだ」などと言われるが、今の世の中はミスが許されず、その「夢」や「経験」を得ることが難しい世の中なのだ。
何か過ちを犯せばたちまちSNSで晒され、再び歩みを進めることができなくなる。
そんな世の中で夢など持てる訳がない。持てたとしてもすぐに潰され、本当に夢のままで終わってしまう。
経験だってそうだ。
失敗あってこその経験なのに、その「失敗」が許されないのだから経験もなにもあったじゃない。
私はこのジレンマに耐えられるのだろうか?
きっと無理だろう。
自分なんかができる訳がない。
ああ…
こんな自分を卑下するような考え方をする様になったのはいつからだろう?
幼い頃は、少なくとも小学生の頃はこうじゃなかったはずだ。
一体、なぜだろうか?
親や教師に無理だと言われ続けたから?
それも確かにあるだろう。しかし、本当にそれだけだろうか?
本当は、それだけではなく自分自身の弱さにもあることも、大人の全員が全員そういう訳では無く応援してくれるような優しい人がいることも知っているけれど、それでも自分の思いと世間の声との乖離は激しい。
そしていつの間にか取り返しのつかないところまで行き着いてようやく気が付くんだ。
はじめから無理だと決めつけていたのは自分なのだと。
でも、何もかも遅すぎる。
だから、もう、生きるなんてやめてしまおう。
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