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保護者会の思いであれこれ

1年前、私は保護者会で役員をした。大きな行事は年2回と少ない方で大変な訳ではなかったけれど、ちょっとは苦労した。
これも思いでの一つ、せっかくだから風化する前に記録しておこうと思う。

ちなみに体調を崩した年度より前のこと。休職とは関係ないです。

役員になったわけ

年度末の役員選出アンケートで、まぁ辞退理由も大きいものはないしなと思って、辞退しないを選んで提出した。
そしたら役員定員2名につき辞退しないは2名だけだったらしく、役員になった。あ、みんな理由を作って辞退するもんなのかとその時気づく。(遅い。)

でも私は昔からそういうやらない理由を考えるのがヘタだった。真面目ともいえ、逃げベタともいう。そういうのが上手い人に憧れるけれど、確固たる理由を作れないと逃げるのもストレスな自分を愛していこうと、ポジティブ変換。

そんな逃げベタな私は、係決めでも逃げベタを遺憾なく発揮し会長を拝命。
「おいお前そういうところやで。」といつも読んでくれる皆様はツッコんでくださいませ。
だって会長を押し付けられそうになった人が人前にでるのが苦手そうでほんとに困ってたんだもん!

保護者会の課題をナマで感じた

保護者会といえば、共働きの増加によって、昨今負担感が課題視されていると思う。

私は、行事ではこどもと友達が遊ぶところを間近で見れるし、相手の親の顔も知ることができるから保護者会はあってもいい派だ。ただし運営に人が集まらないと、意義もへったくれもない。7割くらいの人が、「まぁこんくらいならやってもいいかなー..」と思えるくらいにタスクを減らす。減らせないなら解散もやむなし。

保護者会の何が負担か。

ひとつに、役員会の開催回数があった。

私のところは月一回だった。
やってみると、月一回ってちょっと多いなという印象。
すごく大変とまではいかないけど、月3回なにもない週末があって、その次は保護者会というサイクルは、共働きでへとへとで休日になだれ込むと「あれまた保護者会?」と思った。
隔月だったらまだましだったかなと思う。

しかし私は保護者会の開催を隔月にできなかった。
会議を減らすには、散漫に散らばっていたタスクや意思決定のタイミングをまとめないとけない。けれど役員のタスクがそこまで明文化されていなくて、整理しようにも事前にはわからない。やってみて「あれが必要だったね」とわかる。そんな感じだった。
そして、組織自体が1年限定でフラットな状態だから、トップダウンでタスク整理をやれる人がいない。私はそこまで気力ない。会社のプロジェクトでいっぱいいっぱい。

とはいえ、なにも改善できなかったわけではない。
役員会で「ペーパーレス化しよう」と発言してくれた人がいた。
あんがいペーパーレス化は、アンケートをクラウド化するナレッジがネットに転がっていたので、なんとかやれた。
いちおう紙→PCになったことで苦労する人がいるといけないと思って紙アンケートも少し用意したけれど、利用する人はかなーり少なかった。
前例ができた今年は、紙アンケートは廃止になったようだ。

そうやって、少しずつ、無理のない範囲で代々の役員が時代にあわせていけば、少しずつ変わっていけるかもしれない。

ただ、この手の話で最大の難所は、意思決定ができる人が役員に入るか、ということな気がした。日頃仕事なり家庭なり、意思決定と利害調整することに慣れた人が入らないと難しい。

あ、会長の仕事で、保護者会の加入用紙を新入園者に配布するというものがあって、それもちょっと変えた。
文言が強制を感じさせるものだった。それは今の時代では逆効果だし、新聞でトラブルも耳にするから避けたほうがいい気がした。
こんなメリットがあります、ご協力いただけたら幸いです、そんな感じに書き換えた。
その書き方で入会する人が減ったとしたら、それはその組織が役割を終えたということ。
そんな小さな変更も、意思決定の経験がないと難しい。「変えたことでなにか悪いことがあったら」ともやもやするとできない。でも、そう考える人は優しい人でもあったりする。


うまくできなかったことも色々ある。
私は淡々とすすめることはできても、やわらかに人と人の間を取り持つことはうまくないなと、改めて思った。仕事から一歩離れると恥ずかしがり屋でもじもじしてしまう。もうちょっと園長先生と交流したほうがよかったかな、他の役員さんと仲良くなりたかったな、でも私もいっぱいいっぱいだったしな、そんな逡巡もした。場の空気を温めることはあんまりできなかったかもしれないけれど、ほかに立候補もいなかった会長の穴埋めをしただけでも頑張った!自分!と思うことにする。