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映画『夜空はいつでも最高密度の青空だ』鑑賞記録

池松壮亮さんが好きなので気になっていた作品。Huluのウォッチリストを久しぶりにを見たら、26日までの期限だったので、慌てて視聴。


***鑑賞記録・覚え書***

『不器用ながらも、愛を信じ、居場所を探し続ける男女の物語』

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(C)2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
出典: 映画.com

独特な世界観と表現が私には少し難しかった(特に前半)見終わった後にあらすじを読んでみたら、原作が詩集ということを知る。

全体的に解釈が難しい映画も、心が動いた場面や、気に入ったセリフなどがあれば、それをメモして残していこうと思う。結末や、自分の好みにとらわれることなく、いいと思った所が一瞬でもあれば、切り取って、『覚え書』として残しておく。
最近、共感することだけが、映画の良し悪しを判断するポイントではないんだなと思い始めた。自分が気づいていなかった感覚に初めて出会えることもあるし、そういった感覚を楽しんでいこうと思う。


見どころは、池松壮亮さんの演技力(&とにかく顔が好み♡)池松壮亮さんは不器用な青年役が本当にはまり役だと思う。都会で生きる孤独さ、不器用な生き方、愛を求める心の成長が表現されている作品。


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好きな場面(後半の1時間17分ぐらいから)


冴えない中年男性役の田中哲司さんが、好きな人に早く会いたくて、走り出す所。それまで何もかもがうまくいかなくて、人生に絶望していたけど、恋を見つけたことで、希望を持ち笑顔が出るようになる。

「だって早く会いたいから」息を切らしながら、なりふり構わず、一生懸命に走るところが、胸にぐっと来た。



それを見ていた主人公の慎二(池松壮亮さん)が、その波動につられて走り出す。今まで踏み出せなかった気持ちが、一機に加速して、好きな人に会いにいく。

強い思いは、周りにも影響を与える。好きって気持ちは、理屈じゃないし、抑えられるものじゃない。

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慎二の彼女(美香)もなかなかの役どころで、幸せになりたいけど、自分にはその資格がないと思っている。

幸せを手に入れたら、
今度はそれを手放した時の痛みに怯えることになる。だから、幸せになることを避けてしまう。でも、本当は幸せになりたい。心の葛藤が続いている。

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美香の実家の田舎の暗い夜道を、
美香と慎二が自転車の二人乗りをしている。愛を信じられない美香の言葉に、それまでは頼りなかった、慎二が、

「俺にまかせろ」と。積み上げてきた決心が、より深いものに変わった瞬間。表情も言葉も自信に溢れている。好きなんだ、守りたいんだ、一緒にいたいんだ、そんな思いがヒシヒシと伝わってくる。

「東京には黒がないからね」のセリフが印象的。夜道の静寂、余白の美しさ。

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「美香のことが好きなんだ。言っちゃった」自然に出た呟くような言葉。

泣き笑いのような二人の笑顔。不器用で、そして、いつか終わってしまうかもしれないけど、その不安よりも、今一緒にいたい。その気持ちを大切にする。やっと見つけた二人の居場所。

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後半は、物語もわかりやすくなって、二人の心の動きを感じながら見ることができました。池松壮亮さん改めて好きになった♡



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