効率的他国言語学習

 なかなか突飛な題名の付け方かもしれませんが、効率的に他の国の言語を勉強する手法、アドバイスについて少しかけたらいいです。
今回は簡略化のため英語についてを軸に話しますが、他の言語についても同様です。

 短く、簡潔に、わかりやすく書きたい。

 実際に人と話すための言語学習について話すので、「学校で、受験で、TOEICの点数が必要で」という人には向いていない記事かもしれません。ですが、折角勉強するなら会話に使えて損はないでしょう。そのための言語なのですから。

「日本は英語ができない国か」

日本の英語教育は他の国に比べて、聞く、喋ることより書くこと、読むことに重きを置いています。また、文法やスペルに誤りがなく正しい文を書くことを大事としています。これは決して悪いことではありません。仕事で英語を使う場合はメールなどの文体を用いれば問題ないのですが、英語での会話でコミュニケーションをとる際には、大きな足かせになります。

そのせいで、日本は中学校から大学まで、毎週英語の授業があり、かなりの時間を英語に費やしているにも関わらず、英語を話すことに苦手意識のある国なのです。

「英語で考える」

この英語に対する苦手意識を克服するために必要なのは、英語で考えることです。日本人が英語で話す際に
何を話すか日本語で考えて、それを英訳する
ということをやってしまいがちです。これでは会話が遅くなり、上達するのは翻訳能力で、会話能力ではないです。

ではどうやって英語で考えるのか。そもそも学校では英語で考えることを勉強していないのですから、仕方がないことだと思います。

「英語で覚える」

例えば単語を勉強している時、単語帳でリンゴとappleを見て、
「ああリンゴのことは英語ではappleと言うのか」
と勉強すると思います。これは英語を「日本語で覚える」です。

英語を「英語で覚える」とは、リンゴの絵とappleという文字を見て、
「ああこれはappleというのか」と勉強することです。

英語で覚えるとはつまり、イメージと英語をリンクさせることです。

「英語で覚えるために」

ここからは具体的な勉強方法について紹介したいと思います。

私が愛用しているのはGoogle画像検索です。画像検索は非常に便利で、出てくるのは必ず画像です。
これは名詞や形容詞、副詞などには便利ですが、接続詞などの勉強には向いていません。ですが、知らない単語というのは名詞や形容詞が多いので、知らない単語に出会った時に辞書を引く前に、まずは画像検索して
「なるほど、日本語ならきっとこの単語だろうな」と思いながら辞書を引けばいいと思います

次に私がよく使うのは、英英辞典です。国語辞典の英語版のように、英単語について英語で説明がされています。これはある程度英語が出来るようになってくると便利で、近いイメージの言葉を使って説明されているので、英単語についてのイメージの外枠を固めることができ、また新しい言葉を勉強する機会にもなり一石二鳥です。

「発音は大事か」

これも日本人が苦手な部分です。例えば RL の発音を日本語では区別していないですし、 FV の音は日本語にはない音です。しかし、発音は後から覚える、でも大丈夫だと思います。ただし、その場合はスペルをしっかり覚えておく必要があります。
発音が身についた際に、この単語はこのスペルだったなと思い出しながら何度か発音すれば、後からでも身につくでしょう。

英語は色々な国の人が話すが故に、いろいろな訛りがあります。しかし、日本語を多少適当な発音をしても日本人には聞き取れるように、文法と言葉選びがしっかりしていれば発音はだいたいで大丈夫です。英語話者からすれば、日本語訛りだなぁぐらいの話でしょう。

あとがき

日本語も英語も言語で、言語は人とイメージを共有するために作られた記号のようなものです。
長々と書きましたが英語を勉強しようと考えるのではなく、英語をつかってどんなイメージを共有したいのかを考えて、趣味や好きなものについて英語で調べてみたり、英語の動画を見たりして好きなものと結びつけるのが、長続きして効率の良い勉強法だと思います。

次は発音についてちょこっと書きたいな、なんて考えております。お見知りおきを。

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