詩"ドイツ行き
剣の時代を捨てられない男が
建前の建前に傷ついてる
そんなオオカミの皮をした羊は獲物にされる
羊の皮のオオカミに
連射銃なんかで彼の腕を汚したりなどして
密航船にて彼はドイツの医者を訪ね旅立つ
負けた姿を誰もが憐れむけど...
もう剣は持てない
時代遅れの男を
待ってる訳知らずの娘は
尻もちをしながら
治るよ治るよと慰めるけど
彼は本当は知っていたんだ
僕は時代の先で
医者になり
悪党に流された人の血の手当てを、
する人間になるのかもしれない。
剣を持てない人生は
奪われたものじゃなく
どこかで交わした約束
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