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【建築小説】都水のノスタルジア (4~最新話)まとめ買い用

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建築学生にとって【卒業設計】とは、ただ卒業するために出すのではない。大学4年間の集大成と自身が持つ知識や技術の結晶なのだ。そこにはドラマがあるはずだ。 これは、豊洲工業大学工学…
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記事一覧

都水のノスタルジア_14話【ヒントはどこにでも転がっている】

容輔は、昼前に目が覚めてから自分の席の寝袋の中で、建築知識のコピーとにらめっこをしていた…

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都水のノスタルジア_第13話【方向転換】

大学に着いて、22時に閉まる図書館に駆け込んだ。 何かのある雑誌で見た気がしたが、詳しくは…

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都水のノスタルジア_第12話 【東京VS地元】

中間発表会から2ヶ月経ち11月になっていたが、相変わらず構想は上手くまとまっていなかった。 …

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都水のノスタルジア_第11話 【中間発表】

三浦半島の海岸沿いにある大学のセミナーハウスに北里研究室のメンバーが集まっていた。逗子駅…

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都水のノスタルジア_第10話 【問題点の解決策とは】

容輔は1つ後輩である大森由香里ちゃんと喫煙所から製図室に戻ってきた。 東研究室は今日の夕…

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都水のノスタルジア_第9話 【お手伝い争奪戦】

「卒業設計とは思いやりの結晶です」 この間のゼミで北里教授に言われてから、容輔は考えてい…

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都水のノスタルジア_第8話 【卒業設計とはなんだと思いますか】

4月。容輔たちは遂に最終学年である4年生になった。 第1回目の研究室のゼミを5日後に控えていたが、容輔は久しぶりに小池楓と浅草に来ていた。 ついこの間竣工をしたばかりの隈研吾氏設計の浅草文化観光センターを見に来たのだ。家が積み上がったようなデザインの建築は、とてもコンセプチャルで建築学生にとってもわかりやすく感動できるものだった。 一通り見学した後、容輔と楓は浅草文化観光センターの最上階にあるカフェでお昼ご飯を食べていた。ランチにしては少し高めの野菜カレーを食べながら、

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都水のノスタルジア_第7話 【スタートライン】

面接の時間が近づいていた。 16時の10分前になって、容輔はエクセルシオールから製図室に戻っ…

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都水のノスタルジア_第6話 【毎日一建築】大学3年生のこと

2年生の終わりにあった戸建住宅の3回目の課題で最優秀となった上森正樹<第一位>は、今年の3…

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都水のノスタルジア_第5話 【建築なんてつまらない】大学1.2年生のこと

高校3年の時、数学が一番得意と理由で理系に進んだ。 進路相談で来た理系大学の先生が、「文…

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都水のノスタルジア_第4話 【研究室戦争】

昨夜、友弘<第二位>と行った居酒屋から製図室のいつもの席に戻って来て、容輔はすぐに眠りに…

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