見出し画像

イケメン、美女にみられる歯の摩耗。見逃さないで!!!

頑張っている人ほど摩耗しています。
美しいレディ、イケてるメンズは筋トレをしていますので、力を「ぬおーっ」といれてるとき、「グッ」と食いしばっていますよね?

口を開けながらしてますか??

あ!確かに、昔通っていたジムでは、叫んでる方たち沢山居ました!!笑

そうそう、叫んでる時は口開けてました。でも、最後の踏ん張りでは、必ず奥歯をガッチリ噛んで、ウェイトトレーニングしていますよね、

どんな競技においても、美女やイケメンは奥歯を噛んで、最後の最後まで自分の限界まで追い込んで、追い込んで、振り絞り、
未来の理想となるボディーづくり、健康のために日々、努めていると思います。

ということで、今回は前回に引き続き「力」について伝えたいと思います!

こんばんは。マネジメント歯科衛生士、美容家、東京医科歯科大学非常勤講師の辻村香恵です。

頑張っている人にこそ、より良くなっている方たちに限定に伝えたい。

サインを見逃さないで!

「力」そのものは、目には見えません。
しかし、患者様の訴えやお口の中の状態、X線写真などを注意深く観察していますと、力の関与が疑われる徴候やサインに気づきます。

例えば、咬耗がみられる、ファセット(歯の咬合面の咬耗)がみられる、修復物の表面性状が変化している、エナメル質に亀裂(クラック)やチッピングが起きている、アブフラクション(くさび状欠損)がみられる、歯冠破折を起こしている、歯根破折を起こしている、歯の移動•フレアアウトがみられる(舌癖)、過蓋咬合が進行している。

まだまだ続きますよ。笑

炎症や擦過傷などがないにもかかわらず、歯肉退縮が進行している、歯茎の肥厚・歯の圧下がみられる、頬粘膜や舌に圧痕がみられる、骨隆起がみられる、歯根膜腔の拡大がみられる、特徴的な骨吸収がみられる、セメント質剥離を起こしている。

ふぅ。まだまだ続きます。笑

ブリッジのポンティック下の骨に膨隆がみられる、骨の不透過性が亢進し、緻密化している、インプラント周囲の骨が歯槽硬線様に変化している、下顎角が発達し、顎関節下顎頭が大きい、顔貌や歯列にゆがみがみられる、お口の周りの筋に緊張がみられる、肩こりや起床時の咬筋のこり、咬合痛があらわれる。

などです!!!!!

これらは、私達歯科医師、歯科衛生士は患者様のお口の中や、レントゲンをみて症状をみて感じています。

そして、力の問題はとても難しいといわれています。

咬合力には、個人差・年齢差・性差などがみられ、歯周病や歯の欠損といったお口の中の環境の影響を受けます。一般的に、咬合力の最大値を示すのは第一大臼歯です。

平均30〜60kgと言われています。

食べる、飲み込む、話すといった機能運動のように健康な生活にどうしても必要というわけではないのですが、習慣や習癖になっているものに、代表的なものとして、「ブラキシズム」があります。

ブラキシズムの定義

米国口腔顔面痛学会(The American Academy of Orofacial Pain :AAOP)によりますと、ブラキシズムは「昼間あるいは夜間に行われる緊張、噛み締め、歯ぎしり、および臼摩運動などの異常機能運動」と定義づけられています。しかし、不確かな部分も多く、団体によって定義も多少異なっています。

ブラキシズムの種類

1⃣グラインディング
歯の全体を横にグリグリとこすり合わせるタイプの運動です。その運動方向は水平的で運動範囲が広いため、全部の歯がすり減っていきます。就寝時に行っていることが多いようです。
2⃣ナッシング
ナッシングは全体ではなく、ある一定の場所(ある一定の歯)だけで、ギシギシこすり合わせるタイプの運動です。犬歯(八重歯の歯です)やその後ろにあります小臼歯部の先端だけがすり減っていることが多いようです。
日中にはみられず、夜間に、生じていることがほとんどですが、歯をきしませるため、音がなる場合もあります。
3⃣クレンジング
上下の歯を無意識のうちに噛み締めてしまうタイプの運動で、日中、夜間にかかわらず起きます。噛みしめるだけでは音はなりませんが、咬頭嵌合位からわずかに横に動かす場合などは音がなることもあります。頬の粘膜や舌側縁についた歯の痕は、現在習慣的にクレンジングしていることを示す目安の1つになります。

以上の歯ぎしり(ブラキシズム)についてをですね。

治療法9つと、治療費の相場についてお話を進めて参りたいと思います!!!

歯ぎしりは無意識のうちに行っています。そのため、悪いものだと理解していてもなかなか治すことができなくて困っている人もいることでしょう。今回はそんな歯ぎしりの治療について詳しく解説していきます。

そもそも歯ぎしりは治療できるの??

ごめんなさい!!

歯ぎしりの原因としては様々なものが考えられているとはいうものの、いまだにはっきりとしたことは分かっていません。

ごめんなさい!!!

そのため、治療法も「絶対にこれが効く」というものはありません。

現在治療法として行われているものは、
・原因と考えられるものを取り除こうとする方法。
・あごの筋肉の緊張を和らげるような方法。
・歯ぎしりによって起こるダメージから歯やあごを守る。
というような方法が行われています。

歯ぎしりの治療法なのですが、現在歯ぎしりの治療法として行われているものには次のようなものがあります。

1.スプリント療法

スプリントとは顎関節症の治療の目的で使われるプラスチックのマウスピースのことです。スタビライゼーション型スプリントという、かみ合わせが全体的に均等に当たるようなスプリントを使うことにより、歯ぎしりを短期的に制御できるとされていますが、効果が長く持続するわけではないため、単に歯や顎関節の保護、という目的で使用されることもあります。

2.マウスピース療法

「ナイトガード」と呼ばれる、ゴムのようなビニールの樹脂で作られたマウスピースをはめて、歯をクッション効果で守る、というものです。1のスプリントを「ハードタイプ」のナイトガード、こちらのタイプを「ソフトタイプ」のナイトガードと呼んだりもします。

3.薬物療法

歯ぎしりを薬で抑制しよう、というものです。効果的ではありますが、長期服用は薬物依存、副作用の観点から行われません。現在次のような薬が使用されています。
<筋弛緩薬>
ジアゼパム(商品名;セルシン、ホリゾン)
メトカルバモール(商品名;ロバキシン、ドキシン)
<抗てんかん薬+筋弛緩薬>
クロナゼパム(商品名;ランドセン、リボトリール)
降圧剤;クロニジン(商品名;カタプレス)
因みに私は、結構お薬反対派です。

4.噛み合わせ治療

歯が抜けたままでかみ合わせのバランスが崩れていたり、極端にかみ合わせが高かったり低かったりするような被せ物がある場合には、全体的に均等にかめるように治療、調整を行なっていきます。場合によっては矯正治療が勧められる場合もあります。

5.ストレスマネージメント療法

歯ぎしりの根本的な原因はストレスであると言われていることから、ストレスのコントロールをすることが効果的だと言われています。ストレスを軽減させる治療としては自己暗示療法、精神安定剤を処方する、カウンセリングを受ける、などがありますが、これらは普通の歯科医院で行っているところはあまりありません。そのため、歯ぎしり治療に力を入れている歯科医院などを探すか、心療内科などと連携を取りながら治療を進めることとなります。

6.低周波治療

マイオモニターと呼ばれる低周波治療器で筋肉の緊張を和らげて歯ぎしりを起こりにくくする方法もあります。これも導入している歯科医院は少数派で、歯ぎしり治療に力を入れている歯科医院などで行われていることが多いようです。

7.体質改善療法

漢方薬を使い、体質を改善し、歯ぎしりが起こりにくいようにしていく治療法です。次のようなものが処方されます。
・柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
・加味逍遥散(かみしょうようさん)
・抑肝散(よくかんさん)
・六味地黄丸(ろくみじおうがん)
・竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

8.抗うつ剤の中止または変更

歯ぎしりの原因が抗うつ剤の副作用と疑われる場合には、薬の中止や変更が勧められる場合もあります。

9.ボツリヌス毒素療法

ボツリヌス菌が産生する毒素を筋肉に注射し、筋肉を麻痺させることで歯ぎしりが起こらないようにします。ボトックス注入療法とも呼ばれています。アメリカではよく行われており、一度行うと数ヶ月効果が持続するとされていますが、日本ではまだそれほど行われていません。
また、咬合筋が弛緩されますので、ほうれい線がクッキリメッキリ、マリオネットの様になる事もあるそうです。
ですから、美容皮膚科?美容外科などでそこの脂肪にもアプローチしないといけないと聞きました。ここは、美容外科などでお話を聞いてみると良いと思います。

治療費の相場は?

マウスピースを使った治療について

歯ぎしりの治療でもっとも一般的に行われるのが、スプリントやマウスピースを使った治療法です。この治療は保険が適用され、3割負担で5000円程度で作ってもらうことができます。

歯科矯正での治療は超高額!?

しかし、他の方法では保険が適用にならないことが多く、治療費は一概には言えませんが、検査だけで数万円かかる場合もあり、歯科矯正治療などでは100万円程度かかることもあります。

歯ぎしりの治療はどこに行けば良いのでしょう?歯医者?何処へ???

歯ぎしりの治療は歯科か歯科・口腔外科で行われます。ただし、ストレスが原因になっている可能性が高い、と歯科医師が判断した場合、心療内科や、メンタルクリニックを受診するように勧められる場合もあります。

さて、自宅での歯ぎしり治療は出来るのでしょうか??

自宅でできる歯ぎしりの治療(対策)としては次のようなものが挙げられます。

1.マウスピースをつける

歯医者さんで作ってもらったマウスピースを毎晩忘れずにつけるようにしましょう。それで歯やあごの関節を守ることができます。

2.TCHや嚙みしめのコントロール

日中に上下の歯を合わせる癖(TCH)やかみしめの癖をやめるようにしましょう。特に何かに夢中になっている時、上下の歯をクッと合わせる癖がある人、思わず噛み締めてしまう人というのは夜間に歯ぎしりをしやすくなることが分かっています。

3.リラックスする

ストレスを溜めないことは非常に大事です。温かいお風呂に浸かったり、アロマの香りで落ち着いたり、寝る前は特にゆったりとリラックスしてストレスを布団に持っていかないようにしましょう。

4.自己暗示をする

寝る前に布団の中で「かみしめない」「歯を合わさない」など自己暗示をすることも、とても効果的です。

5.筋肉のマッサージ

リラックスできるアロマオイルなどを使って顔のマッサージをして筋肉をほぐすのも筋肉の緊張を取るのに効果的です。

6.高い枕は避ける

高いまくらは歯ぎしりを助長します。枕は低めにしましょう。

7.飲酒・喫煙はほどほどに

飲酒・喫煙は歯ぎしりを起こしやすくなるとされています。特に寝る前にはほどほどにしましょう。

8.歯ぎしりに効果的な効果的なツボを押す

歯ぎしりに効果的なツボというのもありますので試してみるのも良いでしょう。
・四白(しはく);瞳の真下のくぼみから約1センチ下
・陽白(ようはく);瞳の中心から眉毛を通り、親指一本分上
・蘭尾(らんび);足の三里(向こうずねの骨の外側を膝から9cm下がったところにある凹んだ場所)からさらに下6cmほどの場所。押すと強く痛む場所。

歯ぎしりを放置しているとどんな不都合があると思いますか??

歯ぎしりを放置していると起こりうる不都合には次のようなものがあります。

1.歯が異常にすり減る

歯ぎしりは歯をすり減らします。歯がすり減るとエナメル質がなくなって象牙質が露出してしみたり虫歯にかかりやすくなります。また、歯の高さが低くなると顔が老けた印象になります。

2.歯に痛みが出る

歯に強い力がかかり続けると、歯を支えている歯根膜がダメージをうけて痛みや違和感を感じることがあります。

3.歯周病が悪化する

歯周病は強い力がかかり続けると悪化しやすくなります。

4.知覚過敏が出る

歯ぎしりで歯周病が悪化すると歯茎が下がり、知覚過敏が起こりやすくなります。また、歯に強い力がかかり続けると歯の根元がくさびのようにかけてしまい、その部分から知覚過敏を起こします。

5.歯が割れてしまう

過大な力がかかると、歯にヒビが入ったり割れてしまうこともあります。

6.詰め物や差し歯が外れやすくなる

歯ぎしりは強い力が歯にかかり続けるために、詰め物や差し歯が脱落してしまいやすくなります。

7.エラが張って顔が大きくなる

かむ筋肉が緊張を繰り返すため、異常に発達し、エラが張って顔が大きく見えてしまいます。

歯ぎしりの原因は?

歯ぎしりの原因は現在のところ、
ストレスが一番の原因だと考えられています。
となると、ストレスをなくせば歯ぎしりもなくなる可能性が高い、ということが言えますが、ストレスを完全に取り除くのはなかなか難しいものです。そもそもストレスというのは取り除いても取り除いても、延々とまた出てくるものです。
無理に歯ぎしりをやめるのは良くないのです。
むしろ最近では、歯ぎしりはストレスを発散するために必要なもの、つまりストレス解消をしてくれるもの、だとも考えられており、アメリカでは無理に歯ぎしりをやめさせるのではなく、それをいかに体に悪影響を与えずに行わせるか、ということが大事だと考えられています。そのため、歯ぎしりをしている可能性があるならば、マウスピースなどを装着して、コントロール不可能な異常な力から歯や顎の関節を守ってあげるのがベターでしょう。
ただ、ストレス以外に歯ぎしりを悪化させる要因があるならば、もちろんそれをできるかぎり排除することは大事です。また案外、眠る前に「歯ぎしりをしないぞ!」という自己暗示をするのも大きな効果があると言われているので、皆さんも一度試されてみてはいかがでしょうか。

「力」は目にはみえません。ですから、定期的に歯医者に通って、どれくらい歯がすり減ってきてしまっているのか、症状など見ていただくのが1番です!
大切な歯を失わないためにも、筋トレや運動をしながら、皆様の健康と美がより良くなりますように、祈っております!

以上になります。本日も最後までお読み頂きありがとうございました!!!それでは、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?