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『シン・ベーシックインカム論』出版!

3冊目の著書を出版した。比較的短めの本なので30分くらいで読める。オススメである。

内容は、ベーシックインカム信者によるベーシックインカムの解説書である。前半は基本的な制度設計に関して整理し、後半ではエモーショナルにBIのメリットを語り尽くしている。読み応えがあるのは後半である。BIに詳しい人は前半を読み飛ばして3章あたりから読んでもらってもいい。

※基本的には以下の記事をベースにしているが、かなり書き直した。特に後半はほぼ書き下ろしている。

※いつも僕の記事を読んでくれてる人は、だいたい似たようなことを言葉を変えて書いてるだけだと感じるはずなので、そこんところは自己責任ということで。

ベーシックインカム賛成派の議論には僕もよく目を通すが、端的に言ってつまらない。財政的に可能かどうかや、経済的なメリットがあるかどうかなど、教科書的な説明に終始していて、とてもじゃないがバラ色の未来を予見させるようなものに仕上がっていない(まだ反対派の方が十人十色にロジックとイデオロギーを展開していて楽しめるくらいだ)。

経済学者という生き物は、情熱を持ってメッセージを伝えることや、日常的な経験を語ることを避ける傾向にある。「BIを実現させたい」と人々を熱中させるには、そうしたビジョンこそ必要不可欠であるというのに。経済学者によるBI論はさながら、自分と付き合うメリットを箇条書きで伝えて口説こうとする童貞理系男子のような有り様である。

だから僕がバラ色の未来を提示しようと考えたのだ。

そのような意図を持って書かれた本であるため、「いくらのBIなら実現可能か?」「どれくらいなら国債発行が可能か?」といった枝葉末節には一切触れない。そんなものは、偉い経済学者の先生が試算すれば済む話である。

さて、最近は前著『労働なき世界』『働かない勇気』もちょくちょく読まれていて、だいたい月5000円くらいの収益になっている。これが30万円になれば僕も働かない勇気が得られるし、労働なき世界が訪れるわけだが、なかなか簡単にはいかないものである。

実をいうと僕は家族に隠れてこそこそと本やnoteを書いている。もし、生活を成り立たせるだけの収益が見込めるのであれば、家族にオープンし、仕事を辞め、かつ堂々と執筆やリサーチの時間を確保することができる。そうなればより高品質な本や記事を量産できるはずだ。

僕が何を言いたいかわかるだろうか? 本を読んで欲しい、である。そして、本を宣伝して欲しい、である。

もっと言えば、貢いで欲しい、である。

僕はnoteでパトロン募集型のメンバーシップをやっている。未経験歓迎、ブランク歓迎、主婦(夫)歓迎、学生歓迎、Wワーク歓迎、友達同士の応募も歓迎、月々100円からでOKである。

僕が提唱するアンチワーク哲学は真面目に世界を変える最重要思想だと信じている。マルクスガブリエルやユクホイよりも、重要なことを書いているという自信がある。そんな男に貢げる機会は、きっと他にない。

ちなみに、アンチワーク哲学の集大成的な本もそろそろ書きたいと思っている。それも、みなさまのご支援によって成り立つのだ。

あー、もっと本書きたい。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!