思ったことを全部言うとケンカになるのは何故なんだろう。

僕は子育ても適当だ。多少ケガしたっていいと思ってるし、薬なんてよっぽどじゃない限り飲む必要はないと思っているし、肌に何種類もクリームを塗りたくる必要もないと思っている。つまり人間に備わった自然治癒力を何の根拠もなく万能だと信じている。薬も、クリームも、自然治癒力を損なうことはあっても、高めることはないはずだ、と。そして、逆のことを主張する妻のことを資本主義の亡霊に惑わされる愚かなコンシューマーだと思っている。

妻にはよく考えて欲しいのだ。いま、どういう二択に迫られているのかを。あれこれやったら、治るかもしれないし、悪化させるかもしれない。やらなければ、治るかもしれないし、悪化するかもしれない。そんな二者択一なら労力と出費が少ない方が得じゃないか、と。

これは宗教戦争だ。僕の主張をぶつけたところで、納得はされない。ケンカになるだけだ。なので、無言の反抗をするしかないわけだが、無言の反抗をしながら、どこか後ろめたい気持ちになるのだ。かといって愚直に従うのは精神衛生上悪いからやりたくない。正面から話し合うとケンカになる。

ケンカになる、と思って言いたいことを言わないのは、不健康だなと思う。そして、こういうとき、向こうは思ったことを全部主張しているのに、こっちがなぜ我慢しなければならないのかと不満に感じる。あぁ、メンタルが弱って行く。

もういいか、ケンカになっても。言いたいこと言おう。課題の分離の精神で。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!