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【連載】シーソーシークワサー

2021年 《 note限定新連載 》 沖縄でトップのホストだった男は全てを捨てて旅に出る……その先に見たものとは……
毎週水曜日 夜明け前更新です。 1st シーズン 1〜46話目 2ndシーズン 47〜
¥270 / 月 初月無料
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#鹿児島

シーソーシークワサー【24 隅っこバスの揺れ方】

↑前回までの【シーソーシークワサー】は?? 【シーソーシークワサー 24 隅っこバスの揺れ…

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シーソーシークワサー【23 切り分けジェットスタート】

↑前回までのあらすじ 【シーソーシークワサー 23  切り分けジェット】  余白に入ってく…

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シーソーシークワサー【22 居待の夢】

前回までのあらすじ ↓ 【シーソーシークワサー 22 居待の夢 】「ああ。待たせたね」  隣…

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シーソーシークワサー【21 機内モード機内ムード】

↑前回までのあらすじ 【シーソーシークワサー 21 機内モード機内ムード】  ふと、隣の女…

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シーソーシークワサー【20 空上の猶予】

↑前回までのあらすじ 【シーソーシークワサー 20 空上の猶予 】  東京行きの飛行機で、…

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シーソーシークワサー【19 ミライタクシー 】

↑前回までのあらすじ 【シーソーシークワサー 19 ミライタクシー 】 ラルちゃんタクシー…

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シーソーシークワサー 【18 とくするラルちゃん】

↑前回までのあらすじ 「じゃ、俺、行くから」  どんなに出入り自由な家庭とはいえ、まだ寝ているハガちゃんに、何も言わずに立ち去るのも違うかと、身の回りの荷物を纏めながら、彼女が起きるのを待っていた。それなのに、一向に起きる気配を見せない。  彼女の脚に風を送り続けている扇風機は、首を振るのを止め、縁に埃をまとったファンはやがて静かに眠った。 「窓を開けっ放しにし、網戸にして寝るから、蚊が入ってきてね、だから扇風機のゆらぎモードが一番いいのよ」と寝る前に彼女が選択したモー

シーソーシークワサー 【17 サンドイッチモーニングショウ】

↑前回までのあらすじ 【 シーソーシークワサー17 サンドイッチモーニングショウ 】 「お…

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シーソーシークワサー【16 ハガユイトワイライト】

↑ 前回までのあらすじ 【シーソーシークワサー 15 ハガユイトワイライト】   じめっと…

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シーソーシークワサー【15 シンクロガール】

鹿児島にいる伊佐敷凡人くん、前回のシーソーシークワサーはこちら↓↓ 【シーソーシークワサ…

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シーソーシークワサー 【14 路上ガール】

【シーソーシークワサー 14路上ガール】↑駅に向かう途中、美容室に入った春未はあることを思…

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シーソーシークワサー【13 キオクのイサンカット】

シーソーシークワサー13 キオクのイサンカット  留美親子の背中を見送ると、また、俺はひと…

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シーソーシークワサー【12 ふたりとふたりの秘密】

【いままでのあらすじ】  沖縄でNo.1ホストだった春未(はるみ)こと、伊佐敷凡人(いさしき…

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シーソーシークワサー 【11 クロワッサンで朝食を】

【11 クロワッサンで朝食を】 「ほらぁ、ちゃんとお野菜も食べるのよ」 「もう!お箸の持ち方、きちんとしなさい」  寝ぼけ眼のまま朝食会場のテーブルに着くと、隣の席にはずっと注意されている男の子と教育ママがいた。「教育ママ」なんて今はもう使わないのだろうが、とにかく、男の子が一つ動作をする度、ママは矯正する言葉を投げている。何歳くらいだろう、どこか自分とにたその子をずっと見てしまった。  よく見れば、ママは昨夜、半裸を見られてしまった女性だった。「あらやだ。いいもの見ちゃ