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【連載】シーソーシークワサー

2021年 《 note限定新連載 》 沖縄でトップのホストだった男は全てを捨てて旅に出る……その先に見たものとは……
毎週水曜日 夜明け前更新です。 1st シーズン 1〜46話目 2ndシーズン 47〜
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#伊佐敷凡人

シーソーシークワーサー Ⅱ【57 ほつれた月】

【シーソーシークワサーⅠのあらすじ】 母を亡くし、その孤独感から、全てを捨てて沖縄から出…

【シーソーシークワサー 38 鮫島先生の独白】

【シーソーシークワサー 38鮫島先生の独白】 他人の幸せを素直に祝福できなくなったのではな…

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【シーソーシークワサー 37 寝るは育つ、北風だって役に立つ】

【シーソーシークワサー 37 寝るは育つ、北風だって役に立つ】  洗濯物を干し終えた凡人は…

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【シーソーシークワサー 36 心の誤植はグレーな翻訳で】

↑前回までの『シーソーシークワーサー 』 【シーソーシークワサー 36 心の誤植はグレーな…

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【シーソーシークワサー 35 幸せの持ち方】

↑前回までの『シーソーシークワーサー 』 【シーソーシークワサー 35 幸せの持ち方】 同じ…

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【シーソーシークワサー 34 スパイシーナイト 】

↑前回までのシーソーシークワーサー は…… 【シーソーシークワサー 34 スパイシーナイト …

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【シーソーシークワサー 33 あたたかな夜 】

↑前回までのシーソーシークワーサー は……奇跡的な再会により、ようやく絢に会えた凡人だったが、彼女の日常に触れ、部屋に入るなり……。 【シーソーシークワサー 33 あたたかな夜 】 たった一滴の水滴が滴り落ちるようなインスピレーションが降りてきたら書けるものだと、鮫島先生は言っていた。その感覚を持ち合わせていなかった絢は、それが無くなったら作家はどうなるのかと不思議でたまらなかった。作家の言うことなんて、10%くらい理解できればまだいいほうだ。  隣にいる鮫島先生お気に入

【シーソーシークワサー 32 シェルゲーム】

↑前回のシーソーシークワーサー 【シーソーシークワサー 32 シェルゲーム】  軽く嫉妬…

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【シーソーシークワサー 31平静の装 】

【シーソーシークワサー 31平静の装 】 「自分の全てを見られているみたいで恥ずかしい」  …

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【シーソーシークワサー 29 フラペチーノに冬の風】

【シーソーシークワサー 29フラペチーノに冬の風】 17時はこんなに暗いものか。定時に仕事を…

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【シーソーシークワサー 28 塵も吹かれて風に乗る】

↑前回のシーソーシークワサー 【シーソーシークワサー 28 塵も吹かれて風に乗る】 地下鉄…

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【シーソーシークワサー 27 ハンドリング】

【シーソーシークワサー 27 ハンドリング】  絢とのラインは、成田に着いた報告で終わって…

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↑前回までのシーソーシークワサー 【シーソーシークワサー 26 逃げ腰の重み】 東京、八重…

【シーソーシークワサー 25 のりまりトーク 】

↑前回までのシーソーシークワサー 【シーソーシークワサー 25 のりまりトーク】 成田を出たバスはすぐに高速に入った。空港の隅にある停留所で、凡人の前に並んでいた、いかにも関西からきましたという女性二人は、バスの中でも凡人の前にいた。  並んでいる時からその姉妹のトークは面白く、凡人はバスの中の60分はこの姉妹に耳を任せていようと思った。いつか聞いた朝のラジオのようなキャッチボールが前の席で続いている。 「たっくんがさ、言うんやんか。無機質に続けられることがあればええんや