食事を考える：脂肪燃焼スープ一週間完走
10年以上前に流行した「脂肪燃焼スープ」を一週間やったので完走した感想と思うところと改善点のメモ。
脂肪燃焼スープ、というとすごいうさんくさいですが、海外で心臓病の手術をする患者を七日間でできるだけ軽量化するために考えられた食事メニュー、を、日本のお医者さんが改良したものです。
方法論としてはベースになる野菜スープを作り、それと七日間いろんな食材を組み合わせたスケジュールを守って食べるやつ。スープはいくら食べても良い。というもの。
レシピとスケジュール
基本材料とレシピ
玉ねぎ…3個
セロリ…1本
キャベツ…1／2～1個
トマト…3個
にんじん…1本
ピーマン…1個
生姜とニンニク…適量
水…2～3リットル
※トマトはホールトマト缶（400g）でもOK、ピーマンは抜いてもよい
いろんなバージョンがありますが考案者の人のやつを参照するとこんなかんじ。
レシピとしては「全部切ってひたひたの水で煮る」「コンソメキューブを入れる」なんですが、それだけだと野菜の水煮、サラダを茹でただけ、ってかんじであんまりおいしくない。実際、「とにかくまずい」って言ってる人が多い。
ので、「まあ結果が同じならいいんじゃないか」とアレンジしました。
改良レシピ
たまねぎ、セロリ、にんじんはソフリット（みじん切りペーストにして飴色になるまで炒める）にしてしまうことで甘みと旨みを出す
トマトは缶詰を使い、ある程度煮詰めて酸味と旨みを出す（ナポリタンのおいしさは焼いて酸味が出たケチャップなので）
塩はロジカルクッキングの理論で総量の0.8%とする（海水と同じ濃度で、人間が最もおいしいと感じる旨みらしい）
これらの工程を加えることで、若干手間にはなりますが普通においしいトマト系スープの味になりました。キャベツは先に蒸しててもいいかもしれない。
ところでどの紹介記事でも、さも一度作ったスープを一6週間かけて食べるようなこと書かれてますがいやいやいや。5回は作りました。実践者のブログ読んでも、3〜6回作ってる。ですよね。
基本のスケジュール
こんなかんじ。
眺めているとなるほどで、1〜4日目はタンパク質なし、糖質および炭水化物も1日おきにすることで腸を休ませているんだな？ という感じがあります。とくに1日目は断食と言ってもいいとすら感じます。
胃腸を一番労わって全快させるのは断食だそうですが、あんまりからっぽにしても胃酸過多になったり腸がへんなかんじになったりしやすいので、腸だけが負荷なくゆるい仕事をできる食物繊維だけ与えるってことかな……と素人なりに判断しました。休日でもずっと寝てると逆に疲れが取れないから散歩程度はしたほうがいいみたいなやつ。
で、後半にタンパク質と炭水化物を解禁、でも同時に摂取するとやっぱり内臓に負担になるから1日ずつ、てことかなー。
一週間やった結果
で、一週間で3〜6キロ落ちるという噂のこれですが、結果はマイナス0.3キロでした！ ありがとうございました！ 想定効果の1/10かいBMI25の軽肥満なのに私。
とはいえある種の手応えはありました。私の思考パターンに向いてる食生活ではあるな、という。
とにかく野菜をたくさん食べることになる、というのと、「今日はこれを食べる日」というのが決まってるっていうのが楽。決まってるけど枠内ではそこそこ自由があるというのも楽。
単なる食事制限だと毎日「これは食べてよくてこれはだめで」みたいな考えをしないといけないんですが、週間で決まってると逆に今日のことだけ考えられる、みたいな。
実はタスク管理も私の場合は週間単位でやるのが向いてるっぽくて、それだと「今日はこれだけやる、他のことは他の日にやればいい」ってなれるので、脂肪燃焼スープに限らず週間単位で、かつ日替わりっぽくものごとを決めるっていうのもっと組んでいきたいかんじです。
改善案
この食事プログラムは連続でやらないように、と言われてて、まあそうだろうなタンパク質も炭水化物も足りないし……と思ったのでちょっと自分なりに毎週まわせるPFCのPCプラス版を考えてみます。1日目〜3日目に卵6個でタンパク質摂るとか、4日目はプロテインとバナナのスムージーにするとか、そういう。
体重の変化は0.3kgでしたが、内臓がよくなってるような体感はあるので（腹囲はかっとけばよかったな）、あと楽なので、しばらくやります。
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