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四十肩になったし猫に肩を狙われてる

「四十肩ですね」とお医者さんに言いづらそうにためらいがちに言われました。はい。

まあ四十過ぎてるしね、なるわな四十肩。
ていうか四十肩ってなに? とあらためて調べてみたんですが、発症の原因については「40代以上の女性の8割が発症する」「原因不明」とのこと。

ホモサピエンスの耐用年数は本来30年前後という話を思い出さずにいられないですね……メーカーの保証期間が過ぎている。

で、四十肩でなにが起きてるのかって初めて今回調べて知りました、肩に石灰が溜まっているそうです。怖。レントゲンで見せてもらいました、小さなかたまりみたいな影が写ってました、それが石灰で、肩を動かすたびにそこが痛むと。尿道に石が溜まると尿路結石になるし、人体には鉱物も含まれているということを感じざるを得ない。

今回思い切って病院にいったものの、痛み自体は半年以上前からありました。なんか寝違えたか肩こりかと思ってたしマッサージでもそう伝えてみたところ「ここの筋肉が凝ってるのが原因」「ここを伸ばせば楽になる、毎週くれば少しずつ改善する」って言われてて、そういうもんかーでも毎週はちょっと予算がなーと思いつつようつべで見たストレッチなどしてましたが、筋肉の凝りじゃないじゃん骨と骨の隙間に石灰が溜まってるからじゃん

東洋医術に固執せず早々と病院行ってればもっとはやく発覚していた……民間療法に入れあげてしまう人をどうこう言えないですね、なんか、東洋の神秘的なあれで直したい気持ちが奥底になかったとは言い切れない。

病院では湿布を処方してもらってそれ貼ってます、昼間だけ。
夜間には貼れない、なぜなら猫Aが狙ってくるから。

猫A、前からミント味のもの好きな気配はあったんですよ。ちゅーるすら上品に舐めるのにミント入りハンドクリームは執拗に舐めまくる。そして湿布のメントール感がたまらんのか、右肩をめちゃくちゃ狙ってくる。床に座ればベッドの端から、椅子に座っていれば机から、横になっていれば肩の下にもぐりこもうとまでしながら、とにかく右肩を舐める、服をしゃぶる、鼻息も荒い、すごい、え、お前、何……? という狙いっぷり。

興奮するだけならいいんですが湿布の成分は猫にはよくないらしいので寝てる間につけてるの怖過ぎて昼間だけ貼ってます。それでもなんかちょっと楽な気がする。

ところで思い出したんですけど、猫、一人暮らしの飼い主が孤独死した場合に飼い主を食べる派と食べない派がいるそうです。生前の関係性によるところもあるらしいんですが、猫Aは、こいつは、たぶん食べるほうの猫だな……と思いました。


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