みんなが笑顔になる”世界一陽気なお墓”とは?某有名人のお墓も発見!!
皆さんは、ルーマニアのマラムレシュ地方にある小さな村”サプンツァ”をご存じでしょうか?
実はサプンツァのお墓は、
『世界一陽気な墓』といわれていて有名な観光地なのです。
年間、約3万人もの人々が訪れ、カラフルで美しいこのお墓の写真を取ったり、笑顔で見て回ります。
「お墓なのに、陽気ってどういう事?」
「亡くなった方を偲ぶ場所なのに、観光地!?」
と、日本人の私たちからは想像できないですよね。
ですが「帰っていく人がみんな笑顔になる!」というほど、
明るく陽気なこのお墓。
今回はこちらを解説していきたいと思います!
【サプンツァ・ブルーで統一された墓標】
サプンツァのお墓は「サプンツァ・ブルー」とも呼ばれる青色で統一され、建てられています。お墓一帯が青を基調とし、そこにカラフルな十字架やイラストが描かれているのが特徴です。
木彫り職人の手で一つ一つ丁寧に彫られ、故人の職業や趣味、死因を書く人もいたりと、人それぞれどんな人生だったかを表現しています。
【墓標に描かれているイラストの意味とは?】
この地方では、生前に自分の墓標を用意して、自身の人生を振り返り、詩やメッセージを彫ります。
また、死後、彫刻家が家族から話を聞いてそれを元に詩を書くことや、家族が詩を書くことも出来ます。
「私は教師でした」と職業を書いたり、
「私は飲みすぎで死にました」と死因を書いたり、
同じデザインのお墓は決してなく、それぞれの人の想いをカラフルな彫刻で見事に表現されていて、思わず笑ってしまうような内容のお墓もあります。
有名なエピソードは、
『お墓の下に眠っている姑を起こさないで欲しい』と彫られているお墓です。訪れる人へのメッセージを盛り込むお墓…とてもユニークです!
【木彫り職人の切なる願いが陽気なお墓の伝統を作り上げた】
では、陽気なお墓の伝統はどのようにして始まったのか?
それは、スタン・イオン・パトラッシュという木彫り職人の男性によって作られたのが始まりです。
パトラッシュは、愛する人を失った遺族が悲しみを乗りこえられるようにと、自身が亡くなるまで、故人の生前を墓標に彫り続け、カラフルで明るいお墓を作り続けたそうです。
そしてパトラッシュ亡き後も、彼の弟子たちが陽気なお墓を作り続けています。
そして墓地の裏には彼の工房と記念館があり、工房の中に入ると彼の生前の写真などが飾られています。
【眉毛が特徴的なあの有名人の墓標を発見!】
そして工房の隅に、とある墓標が飾られています。
セーラー服を着ていて、2つに結んだ髪型で、眉毛が太い。
この方は…
そうです!
実はこの墓標は、イモトアヤコさんの墓標だったのです。
こちらは番組で陽気なお墓を取材した時に、企画で作られたそうです。
ぜひ見てみたいですね。
【生きることを存分に楽しむルーマニア人。】
人はこの世に生を受け、限りある時間の中で必死に生きます。そして最後は死を迎えます。
その「死」に対する考え方がマラムレシュ地方のルーマニア人は、
誰でも平等に訪れる「死」に囚われずに、「生」を思う存分楽しみながら満喫しようというものなのです。
そして大切な人が亡くなった時。
「死んでしまった」と嘆くのではなく、「生きていた」ということを、
とても大事にするそうです。
大切な人が亡くなることはつらく悲しいです。
このやり場のない思いを抱えながら生きていくのは、とてもつらい。
ですがそれだけではありません。
故人と共に過ごしてきた溢れるほどの想いや、一緒に過ごした時や場所など、たくさんの思い出がそこにはあります。
その想いを「大切な人が生きていた証」として、これからも大事にし続けていく事が何よりの供養になるはずです。
【実は陽気なお墓も花壇墓地。】
今回は世界で一番陽気なお墓をご紹介してきましたが、
実は、当霊園花ごころと、共通点が3つありました。
①眠っている方も、お参りに来られる方も、笑顔あふれる明るいお墓。
②故人への大切な想いや祈りを、自由な表現で”カタチ”に残している。
③大切な方の周りを、可愛らしいお花たちが見守ってくれている花壇墓地。
この共通点から分かるように、陽気なお墓の周りにも、明るく鮮やかな花々が咲いており、花ごころと同じ花壇墓地だったのです。
パトラシュが願ったように、
花ごころも従来の”寂しい・悲しい・暗いお墓”ではなく、
気軽にお参りに来れて、笑顔で「また会いに来るね!」といってもらえる霊園を、これからも目指していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
これからも引き続き記事を書いていきますので、ぜひ読んでみてくださいね。
【資料・ご見学はこちらから↓↓】
光とガラスの花壇墓地 花ごころ
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