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小学生のころ舐めてみました

小学生のころ僕が愛読していたのは「小学〇年生」という雑誌でした。今はもうほとんどないのかもしれませんが、僕は小学生のころ、ずっと読んでいました。

そこに「人食い族」のレポートというのが載っていたのです。ある人が、人を食べる種族に会って、いろいろ食べ物を食べさせ、どれが人の味に近いかというのを聞いたそうです。で、近いと答えたのが「味の素」だったそうです。

なるほど、料理に使う味の素はそりゃうまいんだろうと、こっそり台所に行って、味の素を手のひらに出して、舐めてみました。

得も言われぬまずさでした。

悔しいので、数日後、弟に味の素がすごくおいしいから舐めてみなよと言ってみました。少々警戒気味の弟は、指先に少しだけ味の素を出しています。「ダメダメ、もっとたっぷり舐めないとおいしくないよ」と言って、たっぷり出させて、舐めさせました。すると弟は、なんともいえぬまずいという顔になり、急いで水を飲んでいました。僕は大笑い。以来、味の素は直接舐めちゃいけないと思いました。

五重塔


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