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六十歩。

それはそれは、険しい道のりだった。
毎年秋〜冬は心に余裕がなくなってしまう。
何だかエネルギーが足りないというか。

休日にお昼過ぎまで寝て、
美味しいものを食べに出かけて、
エネルギーチャージをする。

「よーし、よく休んだ!〇〇をしよう!」

と、気持ちが高まる瞬間がある。
なのにいざ手につけようと思った矢先、
スーッと静かにエネルギーが落ちてしまう感覚。

充電して高まった気持ちは、いったい何処へ消えてしまうのだろう。長年使って劣化したスマホのバッテリーみたいだ。

「冬季うつ」「ウィンターブルー」などと呼ばれる症状に当てはまるのかもしれない。
毎年ネットで検索して調べたり、偶然テレビで耳にしたりするなかでそう思うように。

書いている今日も10時間以上寝て、あれこれ思考をめぐらせているうち外が暗くなっていた。

書き進めながらも寄り道を重ねてしまう。
道をまっすぐ歩くことさえ、ままならない。

今はきっとそういう時。迷子になっても恐れずに進もう。スキップしながら通れる道が見つかると信じて。

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