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デザインと心理学 その2

株式会社カチップ、デザイナーの登坂です。

前回に引き続き以下の書籍を読み進めていく中で、思わされたことをメモさせていただきます。

[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61

前回もすこし触れたのですが、自分が業務の中で自然に身に着けたデザイン手法の多くが、いかに心理学的な理論を元に編み出されたものであるかということを知らされています。考えてみれば、デザインというものの大きな役割の一つが、人間の心理状態に一定の影響を与えて特定の行動(購買、登録、問い合わせなど)を誘導するものであるなら、その根っこに心理学的理論の諸体系があるのは当然かも知れません。

ただ、理論的には優秀なものでも、それをいかに現場のデザインに落とし込むかが考えどころで、天才的デザイナーと呼ばれる人たちはそれがある意味直感的にできてしまうのでしょう。うらやましい。
(もちろん直感的と言っても、確固としたデザイン理論を踏まえた上での「直感」なのでしょうが。。)

私たちが何気なく使っているデザイン手法の多くは、先輩デザイナーたちが、心理学の学問的理論として発表されたものを実際のデザインの現場で使えるように分かりやすくしてくれた結果なのだなぁと思わされました。ありがたいことです。

それではまた。

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