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9 ホピ


ミタキオヤスン!
かちなです!

上の写真は、セドナにある“Kachina House”です。
こちらのショップは、ホビ族の方が作ったカチナドールをたくさん販売しています。

「カチナ」とは、インディアンの精霊のことです

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私の書籍『ミタキオヤスン』を元に書いています。

前回からの続きで、今回はホピについてお話ししています。

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 その後アリゾナ砂漠のメサ(台地)を抜け、ホピ族の居留区へ行きました。
 
ホピは、アリゾナ州の北部に位置します。ここは、写真・ビデオ・録音・メモ等の記録をとる事が一切禁じられています。ホピは「平和的な人々」という意味で、紛争の和解に努めてきた歴史があります。

 この地では、「人間は、自然とバランスを取りながら生活していかないと自然の報復がある」と昔から言い伝えられていて、頑なに伝統を守り、今でもガス・電気・水道も無く自給自足の生活をしています。ここは大地が乾ききっているため何も農作物が育たないので、悲しいくらい貧しい所です。
 若い人達は近代的な生活に憧れてこの土地を離れて行くそうですが、私もこの土地に生まれていたら、きっと外の世界は魅力的だと錯覚に陥ってここから飛び出しているでしょう。しかしここから出ても外の世界に馴染めず、人種差別にあい、働く場所も無くて辛い思いをする人が多いそうです。
 この地は、涙も枯れてラカラに干からびてしまった過疎地に見え、皮肉にもこんな形で自然とバランスを取らされている彼らを失礼とは承知で同情してしまいました。
 
 普通は入れない第1メサまで見学させてもらい、ホピ族の方の生活を見せていただきました。やせっぽちの野良犬が数頭、何か食べ物を貰えると思って私の後に付いて来たのに胸が痛みました。

 やたら大きな犬だと思ったけどコヨーテだったのかな?

今日は、ホピのお話でした。

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私もあなたを応援しています!
では、ミタキオヤスン!

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「ミタキオヤスン」とは、インディアンの言葉で、「私につながる万物に感謝する」という意味です。


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