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陽だまりを彩る。

冬の散歩道。

図書館に、一日遅れの本を返す。

潮の香が、ひゅるり通り過ぎてゆく。

かさり、と一枚、図書館の前の石畳から舞い上がり、ついてゆく。

日差しが傾きはじめ、ぼくは、海辺の町をまだ歩いている。


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