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#お前ぶっとばす企画

きゃらをさん is back.

幸い、今ぶっとばしたい相手はいない。
私が聖人君主だからではなく、宿題としては残っていないという感じ。

子供の頃、出血するくらいの喧嘩を4回ほどした。

聡明で色白の美少年だった私は、何かと目立ちやすく、クラスのジャイアン格とその取り巻きがちょっかいをかけてくる。しばらく放っておくが、しつこくしてくるとジャイアンの鼻っ柱に拳を入れた。私はガリガリだったのでそれほどダメージを与えることは出来ない。きっちりぶっとばされる。取り巻きの羽交締めを振り解き、ジャイアンだけを標的にもう一度拳を入れる。もう一度ぶっとばされる。

これくらいでクラス中が騒ぎになり、止めに入るのが出てくる。多少の痛手は追うが、その後ジワジワ追い詰められることに比べればなんともない。ジャイアンも先生や親に叱られるというリスクを負っているので、面倒くさそうな奴は標的にしない。そういう奴と思わせれば勝ち。

社会人になっても、子供の頃の経験が生きていて、先々ややこしくなりそうな奴には早めにプロレスを仕掛ける。先々ややこしくなりそうとは、無駄に上から目線、理不尽な要求が多い、心理的駆け引きを仕掛けてくる、コントロールしたがる、成果を平気で横取りしてくるなど。

「これやっといて欲しいんだけど」
「いやです」

少し不穏な感じにしておいてから、理由を告げたり、今回限りと釘を刺して応じたり。目的は、不愉快と感じていることを示し、未来に要求がエスカレートするのを防ぐことにある。牽制球を当ててしまってはダメなので、このあたりのさじ加減は子供の頃のプロレス喧嘩が大いに役立っている。

動物同士が喧嘩すると、相手を押さえ込み喉元に歯を当てるが、噛み切りはしないでリリースする。次はトドメを刺すぞ、というメッセージ。あれを覚えると良い。大概はこれで自分の制空圏を守れるが、それでも侵害してくる奴はいる。

私の経験からは、そういう奴は大体自滅する。それまで距離を取って自滅を待つこと。私は、変な上司に理不尽に梯子を外された日に、別の部門長に売り込んで即日フリーエージェント契約を成立させたことがある。変な顧客に何回か理不尽な要求をされたりすると、「もう買っていただかなくて結構です」と言う。

数年距離を取っていれば、自滅していなくなっていることが多い。わざわざ骨を折ってぶっ飛ばさなくても大丈夫である。

昨年の今頃、私が日本にいないことを幸いに、不祥事の責任を私になすりつけた先輩がいた。最近自滅退社されたようだ。

ぶっとばす相手がまたいなくなった。


去年の懲戒停職中の記事↓


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