近況報告
香港から新某国に転勤、引っ越してきたのが3ヶ月前。
最初は、新しい環境、新しい人、新しい仕事に慣れる必要があり、本当に大忙しであった。
しかし、今ではもう目途がたち、気楽な社長生活に戻っている。
最近noteに来られなかったのは、忙しさが理由ではない。
別の理由である。
何度か書いているが、転勤と同時に仕事生活からの引退を考え始めた。
父が他界して過去のトラウマから放たれたこと、娘が独り立ちしてFIRE(経済的自立と早期引退)の目途がたったことが理由である。
今の会社では十分やりつくした感があるので、まったく未練はない。
「旅人になる」宣言をし、妻からも「ええよ」の承認を得られたことは以前報告したとおりだ。
そして早速、引退の予行演習をしていたのが1ヶ月前のかっちー。
ゴルフクラブと車を新調し、週末は海へ、高原へとリゾートばかりしていた。
しかし ….
予想していたことではあるが ….
「これは飽きるな …. このモードで余生を過ごすのは、それはそれでしんどいな…. 」
となっているのが最新アップデート。
「穏やかに過ごす」
これを求め、まさにここに到達しようとしていたのだが、
「穏やかでない刺激」を求める自分がいる。
責任からの重圧、競争や嫉妬、ヒリヒリするような人間関係…
私にとって、これはこれで「人生を彩る香辛料」なのだと確認出来た次第である。
そう、私は真正マゾヒストなのだ。
これを確認するために、この3ヶ月を使っていたと言ってもよい。
海外での穏やかな隠居生活は最終的に行きつくところだが、それまでにもう少し回り道をしてもよいと思い始めた。
かといって、やりつくした今の会社でずるずる働き続けるつもりはない。
そんなところにヘッドハンターからのお誘いのレターが届いたのが先々週のこと。
さすがに過去の私の業績などについてよく調べられている。
求められる先でのプロジェクトは、私のこれまでの経験が大きく生きるものだ。
もちろん、簡単な仕事ではないし、成し遂げるまでにはそれなりのストレスを乗り越えなければならない。
結果はどうなるかはわからないが、前向きに返信した。
ここ最近、noteのみなさんには本当に不義理をしてきた。
いや、今も不義理をし続けている。
コメント返しさえ出来ていないし、いろいろな約束が果たせていない。
noteは母性にあふれた本当に素晴らしい楽園だ。
傷ついたときには優しく癒してくれ、ありのままの自分を肯定してくれる素晴らしい楽園。
先々隠居する海外のリゾートと同じように、ずっとここに居場所を残したいと思う。
しかし…
だからこそ….
「今に限って」は少し近寄りがたいところであったりする。
疲れた羽を癒し、次の旅への覚悟をするまでの半年。
自分にとって、働くとは、生きるとは、家族とは、仲間とはなにか。
自分の中のかなり深い部分まで潜っていった。
そしてわかったのは、今の私に必要なのは、転んだときに優しく差し出される絆創膏よりも、体を鍛えるためのプロテインだということ。
次の大会に出場するために。
noteは本当に居心地が良い。
だからこそ、次の大会への覚悟を揺らがせるのではないかという不安が、時々心によぎった。
本当に申し訳ない。
noteをやめることは絶対にない。
しかし、今はいろいろな不義理を許してほしい。
もう少し待って。色々と。
励みになります。 大抵は悪ふざけに使います。