ビザール・レプティルズ・ダイアリー

「アバッ、俺はニンジャ、ニンジャなのに、他のニンジャ、ナンデ、俺よりもっともっと強かった。」

強化カーボンロープと防弾フートンによってスマキにされたニンジャ、チェーンライオンを横に置きながらムシュスーは受取人を待っていた。

「しかし、いくらなんでもここまではやらなくてもよかったかもな」。

彼はムシュスーの住居近くのハイスクールのヤンクたちのソウチョウであった、彼はムシュスーに戦いを挑んだのこと、賞金首のリストに彼が載っていたために、生け捕りにして確保した。

彼はカチグミの子弟に恐喝や暴行を加えるなどの悪行により賞金が懸けられていた。

そして装甲バンが停車し、そこから受取人のスーツ風ニンジャ装束を着たニンジャがクローンヤクザを引き連れて降りて来た「ドーモ、初めまして、エクセビションです。」

「ドーモ、ムシュスーです、チェーンライオン=サンを捕まえてきました。」

「私が標的の引き取りに来ました、そこのノリロールめいたのがチェーンライオン=サンですね、あなたの処遇は死よりも恐ろしくなるかもしれません。」エクセビションは捌かれ、冷凍庫に放り込まれるマグロを見るような目で見ながら無感情な声で言った。

「ヤメロー!ヤメロー!何の権限があってだー!ヤメロー!」チェーンライオンは必死に声を上げた、徒労とわかっていても。

「では、ムシュスー=サン、あなたの口座に賞金が振り込まれます、ではオタッシャで」

そうしてエクセビションはクローンヤクザにスマキのチェーンライオンを運ばせてバンに乗って去った。

その後、ムシュスーはIRCを見たがある二人から同時に連絡が来ていた、トレーニングの誘いだ、いい店を見つけたし、トレーニングついでにあの二人を誘おうかと考えていた

彼らを会わせることに多少不安はあるが、大丈夫だろう。 

「イヤーッ!」「イヤーッ!」ムシュスーがボー・ツキを繰り出す!バトル・ジョルリ赤がいなす、いなされた反動を利用してムシュスーがボーをふるい、バトル・ジョルリ青に向かい、いなして、そしてキャヴァリーチャージに当てた!「イヤーッ!」「グワーッ!」 

キャヴァリーチャージは防御にしながらも吹っ飛びながらも受け身をとった。

「そこまで!」とスキンヘッドのニンジャ、デモニックグレイヴが言った。彼はムシュスーとキャヴァリーチャージの模擬戦の審判をしていたのだ、どちらか一撃入れたら敗北というルールで。

「はあ、ニンジャ歴は君よりも長いのに悔しいなー」「何であろうと、カラテだ、カラテあるのみだ」とムシュスーは言った。「まずは休憩してからだ、次のお前の相手は俺だ」とデモニックグレイヴは言った。「それなら俺が審判ね」

二人は同意した。

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「イヤーッ」「イヤーッ!」ムシュスーとデモニックグレイヴのカラテ応酬!そしてデモニックグレイヴは距離を取ろうとしている,ムシュスーはボーを二つに分け、フィリピンの洗練されし武術エスクリマめいてボーの二刀流で攻め、る!デモニックグレイヴはそれを躱しつつ、サウンドカラテを叩きこもうとするも、ムシュスーはボーを落とし、獅子の構えを瞬時にとって、右腕を絡めとって極めた。

「グワーッ!」「イヤーッ」ここでデモニックグレイヴはタップし、試合終了。

「その獅子の構え、前にも見たけど、ムシュスー=サンはどこで覚えたのさ」とキャヴァリーチャージが言う、ムシュスーは昔古代ローマカラテの使い手と対峙した時がある、その魔技ぶりに惚れたが故に彼は獅子の構えを見様見真似で会得した。

「ムシュスーは、蛇の頭と獅子の前足と鷲の後ろ足とサソリの尾を持つ幻獣だ、だからこそ獅子の構えを習得したかった」

「ニンジャネームに寄せるためか、よくやるな」

「何はともあれ、いいスシ屋を見つけたからみんなで食べに行こうか」

ムシュスーとデモニックグレイヴとキャヴァリーチャージは回転スシバーでありながら、イタマエが握るスシ屋「廻テン」に来ている。

イカ!エンガワ!トビッコ!ハマチ!カンパチ!とムシュスーは頼んだ。

デモニックグレイヴはマグロ・イクラ・カツオ・シラコを頼んだ

キャヴァリーチャージはタマゴと中トロとアマエビとシイタケを頼んだ。

「そういや最近ベテランのフリーランスの傭兵ニンジャがアマクダリ・アクシス入りしてるのを小耳に挟むねえ、ソードモンガーとかミョルニョールとか」とキャヴァリーチャージはアマエビ・スシを食べながら言う。 

「確かにアマクダリ傘下に入る、小規模ニンジャ組織も増えてきたな、あのニチョームも、最もあそこはその後アマクダリから反乱の難癖を付けられて抗争が起き、反抗への監視役としてアクシスのニンジャが送り込まれたとか」ムシュスーはトビッコを食べながら言った。 

「確か、ニチョームにはニンジャスレイヤーと共闘し、その後も彼に協力をしていたという噂があるからな」とデモニックグレイヴはシラコを口に運びながら言った。「意外と情報集めているねー、ハゲは、ザイバツが統治していた時だよね、それは」

「レッドゴリラ=サンとその部下がニンジャスレイヤーを追ってきた時に、あいつらが協力したって噂だけど、その時は彼らとの連携が取れてなくて、その事実を掴めてなかったよ。」とキャヴァリーチャージ、彼はザイバツ崩壊したあと、撤退に乗り遅れて名付け教会の世話になっている。

「ハゲじゃないスキンヘッドだ、結構手入れ大変なんだよ、とにかくザイバツが襲っていた時に巻き込まれて、俺はニンジャになったんだが、そのあとまさかヘルオンアースでキョート城が飛んで消えて組織がそのまま崩壊するとは、何が起こるか本当にわからねえ」

デモニックグレイヴはザイバツ襲来時に自分と仲間を巻き添えで殺したザイバツ・ニンジャをソウルが憑依した後、しばらく経ってイクサを挑み、倒した、キャヴァリーチャージについては思うところはあるようだが、殺意は見せてはいない 

「私はキョート城が飛んで消えた時、しばらくしてからニンジャになりました、どうも傭兵仲間からあの後から憑依ニンジャが増えていることを聞いた。INWからも仕事の依頼を受けた時にこれを確認したが、同じ意見でした」ムシュスーは言った。

「そういや、この間ザイバツの元同僚と会ったんだけど、二重人格者になって名前も変えていて、片方がスシ屋で働いていたのは驚いた、今度一緒に食べに行こうかな」とキャヴァリーチャージはチャを飲みながら言った。

「あの赤黒の死神も再び活発に動き出しているっていうのを聞くな、あとニチョームに降り立ったサツバツナイトについても正体がわからないしな、たまにこうやって話すのも悪くないかもな、さてまたスシとデザートを頼もう」デモニックグレイヴは次に何を頼むかを考えた。そして三人はまたスシを注文し、ムシュスーはジェリー・モチを、デモニックグレイヴはプリンを、キャヴァリーチャージはダンゴ入りアンコシチューを頼んでは食べ、三人は解散した。 

ムシュスーことロータ・ナカタ(これは偽名である)はこの後、非合法オイランハウスの元へ足を運んだ。

「ドーモ、ロータ=サン」「ドーモ、キャサリン=サン、久しぶりだな」

彼は馴染みの金髪オイラン、キャサリンに会う為にここに来た、彼女は豊満でありポールダンスによって体が引き締まっていた。彼女がどうしてネオサイタマに来たかは知らないが、そこに足を踏み入れるものではないのは確かだろう。

その後、ムシュスーは家に帰ろうとしたが、IRCを確認するとゴットファーザーからIRCの仕事の依頼が来た、フジサンにある植物を取ってきてほしいと。 

【ビザール・レプティルズ・ダイアリー】

#1  終わり #2  に続く

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