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【ややネタ】メンタルゲームを株取引に導入する②無意識的有能
最近メンタルゲームという本を読んでいます
この本はポーカーのメンタルについて書かれた本なのですが、ポーカーをしない人にもマジでおすすめです
勝負事のメンタルについて書かれている他、学習ステップや感情の仕組みを論理だてて解説していますので今まで認識できなかった不都合が見えるようになります
この認識出来てない欠点を認識する事が全ての物事において最重要です
前回は成人学習モデルの無意識的無能についてでした
今回は無意識的有能についてです
無意識的有能
無意識的有能とは癖レベルで刷り込みしたものという話でした
これはいい物もあれば悪い物もあります
株取引だと以下のようなものが挙げられます
・値段がいい感じに緩やかに上がってると買いたくなる
・値段がゴリゴリ下がってると恐怖心で買えなくなる
・値段が下がっていい感じに以前の底値に近付いてきたら反発しそうだと思う
これらは株取引をやっていれば自然と見につく習性です
思考を経由することなく、癖のように、直感的に、買いたいor売りたいと感じるはずです
以上が無意識的有能です
この無意識的有能の真価は感情が溢れだした時にこそ発揮します
ティルト
例えば滅茶苦茶損した時、取り返したいと思った時ありませんか?
その時あなたはティルトという状態になっています
”プレイヤーが合理的な判断をできなくなり、感情的な行動をしてしまう状態のことをティルトといいます。 例えば大きく負けた後に損失をいち早く取り戻そうと、冷静な状態ではしないような積極的なベットをしたり、弱いハンドにも関わらず、大きなチップに目が眩みベットをしてしまう状態のことです。”
もしティルトした経験がある方はその時の状況を思い出してみてください
取り返そうとする場合賭ける対象は「理由なんてどうでもよくて直感的にとりあえずなんか上がりそうなやつ」だったはず
・チャートがいい
・他の人が上がりそうだと言っている
・適当な材料がある
などなどその時
意識では多少は考えられるまでも深くは考えられずに飛びついてしまい大火傷する
この時に学習していて無意識的有能レベルまで落とし込んでいたら、思考を経由せず直感で以下の様に動きます
・チャートがいい
→過去チャートが良かったものを買ってどうなったか思い出す
・他の人が上がりそうだと言っている
→そいつの言う事は正しいのか疑問を持つ
・適当な材料がある
→材料投資で失敗した例はないのか疑問を持つ
といった具合に思いとどまらせる事ができます
感情が暴走した時こそ自分を動かすのは思考やルールではなく無意識なのです
また人間が思考しながら同時にできる作業の量(キャパ)には限りがあるので無意識に行う事でキャパを上げる事ができます
技術レベルでの無意識的有能を目指す事も大事
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