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かぶ1000さん決算を見るコツとポイント感想

決算を見る意味

1現状を客観的に確認
主観がない情報なので一番信頼できる


2進捗率を確認して季節によってどういうばらつきがあるかを見る
不動産賃料
確実に毎月同じ金額が入る
1Q~4Qは均一になるはず
そういう企業が2Qが進捗率60%あったら通期は100%超えそう

中には冬場に凄く売り上げが伸びる業種とかもある
いつも進捗が小さい時期の売上が少なくても全体のダメージは少ない


3健康診断
定期点検


決算の見る順

数字から見る
気になったとこを考える→判断力向上
決算説明資料はいい事しか書いてないので最初は見ない

1まず1ページ目の数字を見る
2ページ目の経営成績の概要はバイアスかかるので見ちゃダメ
会社の文なので客観的じゃない


2次に財務諸表及び主な注記を見る
1ページ目のものをさらに詳細で書いている
バリュー投資 財務内容 貸借対照表
利益が大事な人 損益計算書

前期と今期で数字が変わったのは何故か
会社の説明に書いてあるか


3セグメント情報
全体で見たら増益だけどあるセグメントが足引っ張ってたとして、そのセグメントが無ければいいよねみたいな

最後に概要で答え合わせ(違う事書いてる時もあるけど)


見るべきポイント

1四季報やコンセンサスと会社の予想に乖離がある会社
何故乖離してるのか

2減収や増益などの理由を見る
人件費・広告費を削ったなど一時的な要因で利益が上がったは続くのか?来季反動があるかもしれないから

3一時的な要因がどれぐらいあるのか
コロナの要因か、構造的にじりひんになるのが見えていたのか

4有価証券
ジャフコは野村証券を持っていた
野村が上がって比率が高まった
なので野村を売って自社株買いした

5不動産
大きな損が出ても不動産を売って埋められる


ペッパー2020年決算

財務諸表
BS資産
1現預金 上がっててポジティブ
2固定資産 ここが大きいと減損、特損の温床
店だと潰すのにお金がかかる
ここが下がったという事は以降に減損する可能性が減った
前年固定資産91億、現金24億に対して
今固定資産38億、現金55億なので余裕ができた
3投資その他の破産更生債権 25億(長期貸付金がこれになった)
アメリカの子会社が倒産したがそれの貸付金
貸倒引当金 25億
貸付金の分引当金が入って来てるのでリスクがない

BS負債
1負債の合計 8億減ってる
短期借入金0→23
1年以内の長期借入金32→20
長期借入金49→23
3つの合計82→66
ほとんどの外食は負債上がってる年なのに減ってる

PL
販管費 270→160 売り上げが落ちた時のダメージが減る
営業外費用の支払利息 43→55 前年度0.5%、0.8% 妙に低い、つぶれそうならあり得ない利息。普通潰れそうだと10%とかになる
特別利益の関係倍者株式売却益0→73 去年の8月にペッパーランチに80億で売ってる
特別損失の減損損失 27→43 赤字店舗を減らした
事業構造改善引当金 20億 事業を変革した

CF
財務CF
株式発行による収入 0→37 MSワラント
今はワラントの残が15000あるので低めに見て株価250円の時発行できるなら36億くらい調達できる
仮に来期36億赤字でもトントン
会社予想は黒字なので期待できる

今年やってるので来年は減損がそこまでないはず
店の数360→280に減らしてるが比率3割くらいなのに建物は6割くらい減ってるという事は大型店をけしている。切りにくい所を切ってる


感想

自分は思いっきり会社の文章とスライド、数字は1ページ目の営利だけ見てましたが定番のだめな見方のようでした
利益の中身が大事ということでちゃんと数字を見ないといけないですね( ;∀;)
特別損失、ワラントで会社の基盤が実は強化されているというのは面白い話で印象変わりそうです
ワラントは希薄化しますけど会社にお金はいるわけですし、買いに入るタイミングとして捉えるのもいいかもしれませんね

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