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「いつか」は絶対来ない。だから、マリーナベイサンズに行こう!⓪:動機編

こんにちは。カブトムシの母です。

春休みになり、起立性調節障害の息子は7時台に起きて元気です。
この現象は冬休みにも見られたので、登校ストレスの大きさを思い知らされます。

さて、突然ですが、今週半ばから息子と2人でシンガポールに旅行に行きます。

なぜ急に海外旅行?

それは遡ること2か月ちょっと前、『結局、「手ぶらで生きる女」がうまくいく』の著者エミチカさんの無料オンラインセミナーを受けたことがきっかけです。

エミチカさんは現在60代の美しくパワフルな女性。
ご主人を亡くしてから50代で起業し、ビジネスがうまくいかなかったり、大病を患ったりしながら、夢を叶えて、現在はモナコと東京を拠点に女性の起業家をプロデュース。

私は起業する気などないけれど、自分より年上のカッコいい女性の話を聞いたら、元気がもらえるかなと思い参加。

セミナーの内容は自己啓発的なお話に、実際に有料講座を受けて成功した女性たちの体験談、有料講座のご案内。

有料講座のお値段のあまりの高さにびっくりして場違いだった…と思ったのですが、エミチカさんのお話ですごく心に響いたのが


「いつかは来ない」

という言葉。

「いつか〇〇したい。でも今はお金がないから/時間がないから」
という言い訳をするけど、そんなふうに考えていても「いつかは絶対来ない」
だから、「したい」ではなく、「する」と決めて、じゃあ、その夢を
達成するためには、今、何をするべきなのか考えるべき

…というような内容だったと思います。

まあ、このような話は自己啓発本によく書かれているような内容なのですが、実際に大きな夢を実現したエミチカさんの言葉は力強く、説得力がありました。

私がしたいこと?

今の仕事は気に入っているので、何か大きな野望は思いつきません。
今の自分を変えたいともあまり思わないし…
今、一番の願いは子どもの病気が治ることだけれど、それは私の力ではどうにもならない。

と思って、思いついたのが

「海外旅行に行きたい」

でした。

若い頃、私は海外が大好きで、バックパックを背負ってチベットやネパールをウロウロしているような人間でした。

でも子どもが生まれて、毎日の生活に追われて、海外が好きだったことをすっかり忘れていました。

最近は円安だから無理だな…
まだまだ教育費がかかるから無理だな…
仕事が忙しいから無理だな…

といろいろ自分でできない理由を見つけては、「いつか行けるといいな」と思っていました。

でも、よく考えたら「いつか」なんてきっと来ない。

1月には能登で地震があり、多くの人が亡くなりました。
それを見て思いました。
人間いつ死ぬかわからない。

仮に生きながらえたとしても、海外旅行へ行くお金と時間ができたころ、
私はすっかりおばあさん。
今と同じくらいしっかり歩けて、何でも美味しく食べられるだろうか

…と思ったら、
行けるときに行っとかなきゃ!
と、思いました。

なぜ、シンガポールかと言うと、
以前、息子と観た映画『名探偵コナン 紺青の拳』で見たマリーナベイサンズがステキで「いつか泊まりたいなあ、あのプールに入ってみたいなあ」と思っていたから。

息子に「シンガポールに行こうと思うんだけど」と言うと、
「行きたい」というので、すぐにマリーナベイサンズに予約を入れました。
(夫は仕事があり、元々旅行は好きではないので留守番です。)

正直、うちは決して裕福ではないので、清水の舞台から飛び降りるような覚悟がいりましたが、「いつかは来ない」と思ったら、行くしかありません。

ただ、心配なのは、息子の起立性調節障害が悪化しないか。

せっかく、今、回復期にあるのに、時差があり日本とは気温が違う国で動き回って、ハードな時間を過ごしたら、自律神経がおかしくなって、また一気にぶり返してしまうのではないか…

母にも「子どもが具合が悪いのに、何を考えているのか」と叱られました。

私も息子が具合が悪そうなときには、「やっぱりキャンセルした方がいいのかな」と何度も思いました。
でも、息子自身は「絶対に行く!」と言うので、決行することにしました。

もし、新学期、また朝起きられず、学校に行けなくなったらきっと私は自分を責めるでしょう。

その一方で、海外に行くことで、息子が何かいい刺激を受けてくれたらいいなという期待もあります。

若い頃、貧乏旅行を楽しんだ身としては、初めての海外が5つ星ホテルのマリーナベイサンズでいいのか、贅沢すぎるのではないか、という迷いもありますが、自分が住んでいるのとは違う世界を見てみるのもまたいい人生経験になるのではないか?

さて、親子二人旅、吉と出るか凶と出るか…。

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