ふだんは読まない本を読むという冒険
読書歴が長くなってくると、「自分が好きそうな本」というのが大体わかってくる。
そして、そうした本ばかり買って読むようになる。
たとえば私だったら、ちょっと暗めのエッセイや哲学、人文学などの人文書ばかり読んでいる。
だけど書店員をやっていると、ふだんは読まないような本を読む機会に恵まれる。
お店で売れている本はどうしても気になってしまうし、「これは売りたい」と思った本はできるだけ自分でも読むようにしている。
そんな自分の興味から少し外れたような本を読むと、毎回驚くのだが、わか