【相場観】軌道修正した新シナリオ/AI相場の行方を知りたいなら着眼点はココ

今、新NISAで買われている投資信託ランキングなんかを眺めると、非常に興味深いことがわかる。

まあ、ボクらからすれば想定内の結果なわけですが、そのほとんどは、日本への投資ではなく米国や世界への投資なのです。

1位　eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）

2位　eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）

これらがどこの証券会社でも断トツで、そのあともiFree Fang+やVTをなぞっているような投信が続く・・・

日本政府は新NISAで日本企業に投資してほしいと思ったはずなのだが、日本人はもはや「日本よりも米国に投資したほうがワリがいい」ということを知りはじめており、且つどうせ長期投資するなら米国に回そうと考えていることがよくわかる。

と、言いたいところなのですが、新NISAから口座開設したような人が実際にそこまでリテラシーが高いとは到底思えない。

それでも証券会社からの営業や、SNSからキャッチアップして米国株へ投資できたことは若い世代が中心だなということがわかる。

しかし、一方で月次1兆円ということは年間12兆円でしかなく1000兆円という莫大な現預金総本山である高齢者のキャッシュはまだそこまで動いてないこともわかる。

これを政府もボクら投資家も吐き出させたいという意味では利害が一致しているのだが、その手段が政府（財務相）は悪魔的にエグイのよね。

これまでも散々言ってきていますが、政府の債務は国民の債権なのです。

意味わかります？

ーつまり

政府の負債の大半は国債であり、それを買っているのは日銀なのですが直接買い付けることはできないので、民間銀行に一度買わせてから買い取る(買いオペ）というフローなのですから、月6兆円もの国債を民間銀行が買う資金はどこからくるの？

はい、国民の預金です。

だから他人ごとではないというのもありますが、最大の問題はそのインフレによって漸減させている事実です。これは『見えない増税』と言われていて一般大衆はそんなことに気づかず『物価高いわよねー』でおわり。

そしてその最高峰に君臨する大増税『ウルトラＣ』がハイパーインフレというわけです。

そりゃもう悲惨を遥かに超えた世界になるのはみなさんも重々承知だとうとは思いますが、その最大の被害者は前出の『現預金本尊である高齢者』たちでもあるのです。

これがホントの平和ボケ

話を戻しますが、新ＮＩＳＡ勢もが莫大な円売りドル買いとなって、結果的に円安圧力になっているわけですが、この動きはボクから見ると非常に納得できるものなのです。

なんだかんだ言うて

日本は素晴らしい国であり、素晴らしい企業もある。

しかし、経済情勢や企業を米国と比較すると、かなり見劣りしてしまうのもまた事実。時価総額上位10位に日本企業は1社も入らないくらい日本は凋落してしまった。

というかそもそも、30年以上も日本を1mmも成長させることができない政治家が今ものさばって裏金だの利権だのをむさぼりながら政治をしているわけで、少子高齢化の大弊害もこれからが本チャンになっていく。

どしたって日本全体を俯瞰してみると、非常に暗澹たる気持ちになる。

多少の成長はするかもしれないが、他国と比較すると相対的に心もとないものがあるのだから、投資できる余裕のあるニッポン人は「積極的に日本を見捨てる」ために、資産だけでもと思って国外に移動させている。

つまり、今起きているのはまぎれもなく「キャピタルフライト（資産逃避）」なのです。

日本の若者からもう日本再生をあきらめて、資産を合法的に外国に逃がしているのは繰り返すが正解だとボクも思っています。

ーしかし一方で

株式相場というのはそんな甘いものではないことを、多くの一般大衆は全く分かっていないのでは？

と、投信ランキングを見ていて思っているのであります。

ーつまり

株で損して、インフレで通貨棄損して最悪のダブルパンチを喰らうリスクを背負っていることを想定しないと思うのです。

想定していないことが起こると

人類は古今東西パニックを起こす生き物

ーどういうこと？

本編では、これから起こるであろう恐ろしいリスクについて解説します。

そんでもってこれは『今後の相場観』にも繋がるお話。

目次

💎一気に難易度あがった『相場観』
※多くの新NISA勢が喰らうであろう最悪のシナリオ
※目先の最新シナリオ共有します

💎トランプ「暗殺未遂」がマーケットに与える影響

💎『相場観』AI相場の行方の着眼点
※トレードするなら短期的相場観も大切
※異変発動は○○を見て判断すればいい

💎『おまけ』
これからの日本株成長テーマを２つ共有します
※この２大テーマを完全網羅した日米大本命株
※中長期でゼッタイに保有しておきたい銘柄

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