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23.02.27(月)小動き材料不足

取引開始前の見通し

今日の日経平均株価は、小動きの展開が想定されている。

衆院での日銀の正副総裁候補の所信聴取を無難に通過し、特段の新規材料が乏しいことから方向感のない値動きとなる見通し。

米金融引き締め継続への警戒感も上値を抑える要因となりそうだ。

一方、引き続き低PBR銘柄への買いが見込まれ、個別銘柄の物色は活発になるのではないかとの指摘が出ている。

日経225 5分足

始値27,322
高値27,456
安値27,292
終値27,423

1日の流れ

-日経平均は、前営業日比29円安と、小反落して取引を終えた。

前週末の米国市場では、米連邦準備制度理事会による金融引き締め長期化への懸念から主要3指数がそろって下落しており、東京市場でも売りが優勢となった。

一方、ドル高・円安の進行で、輸出関連銘柄には買いが入り、指数を下支えした。
   
日経平均は前週末比約130円安と反落してスタート。

値がさ株や指数寄与度の高い半導体銘柄が軟調で、160円安まで下げ幅を広げた。

売りが一巡すると下げ渋り、一時はプラス圏に転じる場面もみられた。

ただ、その後は積極的な買いは入らず、後場に入っても前週末の終値近辺での小幅な値動きにとどまった。大引けにかけては下げ幅をやや縮
小した。
   
24日に発表された1月の米個人消費支出価格指数は前月から伸びが加速し、インフレ圧力の強さが改めて確認された。

この結果を受け、FRBによる利上げ継続への警戒感が広まり前週末の主要3指数はそろって1%以上下落して取引を終えた。

特に、ハイテク株比率の高いナスダック総合<.IXIC>の下落が目立ったことから、日本市場で
も指数寄与度の高い半導体株が軟調だった。
   
今日は、参院で植田和男次期日銀総裁候補の所信聴取が行われたが、「相場も動かなかったので、投資家はさほど注視していなかったのではないか」との声が聞かれた。

イベントの通過に伴い「今週は国内発の目立ったイベントもなく、積極的に上値を追う展開は想定しづらい」との声も聞かれた。
   
プライム市場の売買代金は2兆2986億9900万円だった。

東証33業種では、値上がりは鉄鋼や証券業、
建設業など27業種で、値下がりは情報・通信業やその他製品、小売業など6業種だった。

鉄鋼は昨年来高値を更新した。
   
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1211銘柄(65%)、値下がりは555銘柄(30%)、変わらずは66銘柄(3%)だった。

今日の取引

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