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【米雇用状況】23/8/30(水)JOLT求人件数 ADP雇用統計鈍化 で 株高傾向!!

みなさん、こんにちは!
今日は8/30(水)です。😃

金利低下で株高基調! JOLT求人件数、ADP雇用統計
予想下回る!!

そのあたりマーケット全体を含めてみていきますので
ぜひ最後までよろしくお願いします!

◆世界のマーケット


🔸日経平均続伸

今日の日本市場は、アメリカの注目の雇用の経済指標、JOLT求人件数が大幅に下回ったことで、NWダウ、ナスダックも上昇し、とくに、SOXも2.59%の上昇としたことから、日本の半導体関連の銘柄いも買いが入りました!!

とくにエヌビディアですが、好決算でも決算後にジャクソンホール会議を控えていたこともあって、利益確定で売られていた、エヌビディアも買われ約4%の上昇となりました!

◆JOLT求人件数


🔸2年ぶり低水準

そしてこちらがJOLT求人件数の推移です。
前回 916.5万件
予想 946.5万件
結果 882.7万件  → と大幅に予想を下回りました。


しかも6月分も今回で修正が入り、958万→916万に減少しています。

🔸採用者は??

あと、どれぐらいの採用者数だったかというデータもでています。
それが、
577万人と前回より、16.7万人減少しました。

ということで、
今まで、雇用が堅調で賃金がなかなか下がらない、その雇用の求人が減少というのは、FRBの追加利上げの可能性が低くなるので、市場にとっては、好感材料になります。😃

ひとまずは、緩やかにではありますが、利上げの効果が徐々に出ていることが伺えた結果となりました。

◆米国債10年利回り


🔸4.1%台に低下

そして、米国債10年利回りは、4.1%台と今回の結果を受けて、低下しました。
とはいっても、1つの経済指標がでたことによる、下げなので、
トレンドはまだ、上を向いている形状です


🔸4.3%を超えれるか

今までの経緯をみていきます!

8月22日に4.362%まで上昇
これが前回22/10/21 4.335%を超えて、上値が意識されたのか
そこからは、低下
しています。

流れでみれば、22年の年初つまり、まだ利上げしていなかったときは
金利は1.6%前後だったんです。

それが4%台まで上昇し、為替介入などの影響もあって、一時は3%台まで下げましたが、
追加利上げは、ないかもしれませんが、据え置かれるわけなので、
金利としては、高い水準を維持。。。

そして、今年の5月くらいからは、押し目をつけて、上げてきたので、
同じ4.3%台といっても上げてきた過程が違うわけですよね。

今は、しばらくは、今の政策金利 5.5%がしばらくは続くことが想定されてので金利上昇。つまり高止まりすることも想定されます。。

◆VIX指数


🔸低下傾向へ!

こちらVIX指数といって、今後30日間の変動率を予測する指数で
S&P500種のオプション価格をもとに算出されていてます

今は「14」ということで、だいたい「20」を下回っていれば、安全な水準です!

8月に入ってから、上昇傾向にありました。

それは、なぜか??

今月の上旬は、格付け機関による、米国債、銀行の格下げなどがあり、
株価下落材料
となったわけです。。。

そういうこともあって、市場は警戒していましたが、ジャクソンホール会議を無事通過したことで再び下げてきています!

◆30超えは危険領域


🔸23/3 米金融不安で一時突破

今年に入ってからは、VIXは下降トレンドなんですが、
30を超えると危険領域と言われています。

今年の3月の金融懸念があったときに一時突破しましたが、その後は落ち着いています。

そして、その前が、22年の9-10月ごろは、一時突破ではなく、終値ベースで30を超える日が続いていました。

この時期はちょうどジャクソンホール会議後なんです。
パウエル議長からタカ派発言がだされたあとですね。

このときの高値が「34」で、ちなみにコロナショックのときが「85」まで跳ね上がりました。。。
それほど、これからの経済への見通しに対して懸念があったことを示します。

◆VIXの過去10年間の月次変化率


そして、VIXの過去10年間の月次変化率をみるとなんと、8月が一番高いんです。
平均で約18%上昇しています。

これは夏枯れ相場で株価も軟調なことも影響している可能性もありそうです。
さらに、金融市場参加者が休暇シーズンのため、思惑と違う情報が発表されると不安心理が高まりやすいことがあげられます。

ただ、今年は8月に入って、立て続けにネガティブな材料がでて
上昇しそうな気配があったが、
「20」を超えることなく、なんとか耐えたという感じではないでしょうか😃

◆日経平均


🔸8月30日 32333円 +106円

そして、日経平均は、今週に入ってから、3日続伸しています!!
直近の安値が8月25日の金曜日、ジャクソンホール会議が控えていた日です

ひとまずは、その安値からすぐに切り返して、前日の24日の高値を超えてきたので、安値切り上げ、前回高値をうわ抜いてきたということで、いまの水準で戻り売りにあわなければ、6月以降ゆるやかな下降トレンドですが、新たな動きへとつながるのかなとおもいます。

次に注目されているのが
9月1日の雇用統計ですね!

また月が変わると相場のトレンドが変わったりするので、
良い方向に変わることに期待したいですね!!
 

◆中国からの逆風


🔸製造業銘柄が深刻な可能性

そして、中国の懸念材料なんですが、
先日、原発の処理水の海洋放出に対して中国が反発し、
日本株はインバウンド関連銘柄が下落しました・・・

実は、それだけではなくて、製造業銘柄への向かい風がより深刻だとの見方も出ているんです。

今後、中国政府の製造業PMIがさらなる減速を示した場合、
マクロ・ヘッジファンドは日本株をショートする可能性が高くなるかもしれない
ということです

”マクロ・ヘッジファンドはファンダメンタルズ分析から、理論価格と実際の市場価格との差を分析し、投資するファンドのことです”

◆FA関連銘柄の推移


🔸決算発表以降の株価が低迷

このチャートは、FA関連銘柄の推移です。
FA関連とは、ファクトリーオートメーションのことで、つまり、産業用ロボットなどを手掛ける企業です。

TOPIXを基準にして
安川電機やファナックなどがアンダーパフォームしています。

なんで低迷しているかというと、
ファナックは、多機能の機械を取り揃えているが、在庫が積みあがっていることなどもあり、製造業の状況は厳しいとの見方です

ブルームバーグのデータによると、東証プライム指数に採用されている
製造業企業の少なくとも4分の1、
時価総額で見ると35%を超える製造業企業が売り上げの10%以上を中国で稼ぎ出しているんです

◆中国7月PMI


🔸4か月連続50割れ

中国の7月の製造業PMIは、4カ月連続50割れだったんです。。
景況拡大・悪化の分かれ目となるのが50なので、
内需拡大に向けた政策支援の必要性が示唆されているわけです。

そして、8月のPMIが31日木曜日10時30分に発表されるので、
この動向にも注目
ですね

◆ADP雇用統計



🔸ADP雇用統計予想下回る
前回 37.1万人に修正
予想 19.5万人
結果 17.7万人

ということで、JOLT求人件数と同じように、雇用の堅調さがおさまってきているデータとなりました。

🔸ドル円の動き
この結果とドル円の動きをみていきます。

昨日のJOLT求人件数のときは、それまでに円安だったこともあり、求人件数が大幅な減少だったこともあって、一気に円高にふれましたが、

ADPの発表直後の動きとしても、やはり円高方向に向かっています

🔸でも雇用統計では??

たまにあるのが、Jolt求人件数、ADP雇用統計と雇用が弱くなっているデータがでていても、本番の雇用統計の失業率が依然強い数字も出ることもあります。
そうなると、この2つの雇用の鈍化傾向が、一気に払拭されて円安方向に向かうことが今までにもありました。
なので、為替の動きは、雇用統計に向けて、様子をみるような、動きになるのではとみています。 


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◆本日の動画


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