【iPhoneの規制】23/9/8(金) iPhoneの規制で売られる… 村田製作所、太陽誘電 / 日経平均は33000円を割り込む…
みなさん、こんにちは!
今日は9月8日(金)です。😃
日経平均は2日下落となりました。。。
中国懸念高まってることや、iPhoneの規制で売られる銘柄などもあります
そのあたりマーケット全体を含めてみていきますので
ぜひ最後までよろしくお願いします!
◆世界のマーケット
🔸日本市場上値重い…
前日のアメリカ市場はNWダウは小幅にあげましたが、ナスダックの下落や、とくにここにはチャートないですが、SOXが約2%の下落と
ハイテク関連が売られました。その背景には、中国景気の先行き不透明感が懸念となり、日本市場も8連騰していたので、
そろそろネガティブな材料が出てくると売られる地合いとなりました。
中国の経済への懸念のほかには、iPhone使用禁止を拡大していることとも、
ネガティブ視されています。
そして、香港市場は、暴風雨のため終日取引停止となっています。
◆人民元、対ドルで07年以来の安値
🔸1ドル=7.3294元
まず中国の情報からみていきます。
まず、中国は、米ドル/中国元に対して、中国人民銀行が毎朝、「基準値」というのを発表して、その上下2%以内で取り引きされる仕組みです。
それを、「元安」方向に設定したためドルに対し下落し、16年ぶりの安値なりました。
🔸では、なぜ元安に設定??
・工業生産は輸出の不振や内需の不足で成長が低い水準にとどまっている
→輸出のてこ入れを図ってるという狙いがあるのではと見られています。
ただ、元安が緩やかに進むのであれば、中国の輸出企業にとっては有利に働くんですが、急激な元安は、資金が海外流れでる可能性もあります。
こういった背景から、中国経済に対して悲観的な見方が強まっているんです。
◆米ドル/中国元
🔸9月8日 7.3元台
こちらが、👆 米ドル/中国元のチャートです。(普段あまりみないですが。。。)
ドル円と同じで、上に行けば、元安なので、今のドル円のトレンドと同じです
今日7.3元台ということで、元安トレンドに入ってきています。
このチャートは2007年からの期間です、それ以来の水準まで元安が進行してきたわけです
そして、直近は円との相関性が強く、
円安の理由として、中国経済の低迷ということも上げられています
◆円と元の相関性
🔸2通過 安い・・・
こちら、円と元の相関性を表したグラフです。
白色が日本円
茶色が、中国の元。
どちらも同じような動きをしております。
日本はご存じのとおり、
緩和を継続する日銀と、引き締めを続けるアメリカの政策により、日米の金利差が開き円安トレンドです。
しかし、それだけが理由ではではなさそうなんです。
というのは、去年あたりから、中国の元と、日本の円との連動性がみられるようになりました。
まず、円安が加速したのが、22年10月、そして、円高トレンドに動きだしたのが、23年の1月ということで、2通貨とも同じ動きをしてきています。
🔸円安の考えられる1つの理由
アジアの取引時間帯で人民元売りが活発になるとドルが上昇
そして、ドルが強くなるものだから、対円にもドル買いが波及しているとのこと
あとは、中国株を売って日本株に資金を移す過程で、
為替変動リスクを避けるために円売りのヘッジを行う投資家も多いのが要因として挙げられています。
◆iPhone使用禁止を国有企業や政府部門に拡大目指す
🔸米国のソフトウエアや半導体への依存を減らす試み??
あと、気になることとしては、
中国は、iPhoneの使用禁止を国有企業や政府部門に拡大目指すと報じしてます。
これは、機微な内容を扱う部門を対象としているのを禁止する、ということで、なかなか機微という言葉は普段使用しませんが、内容は以下になります。
🔸「機微」
辞書には「表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣」ということで、噛み砕く機微とは「あまり知られたくないこと」ということになります
なので、アップルはアメリカの製品ですし、それを使うことによって、
中国の情報がでていくのではと懸念していることが伺えると思います
中国政府と良好な関係を持つ企業でさえ影響がでてきてしまいます。
最近では、米政府が半導体などハイテク分野を中心に規制をかけたりもしています。
アップルにとって売上高の約5分の1を占める中国市場です、
なので、今後中国からの懸念が膨らんでいかなければいいのですが、
このあたりもアメリカへの株価に影響を与えますし、ということは日本にも影響がでてくるので中国の動向も追っていく必要がありそうです
◆日経平均チャート
🔸9月8日 32606円 -384円
それを受けて日経平均は2日反落となりました。。
また、今日は、約380円安となり、節目の33000円を昨日から割り込んでいます。
チャート的にも過熱気味であったことから、タイミング的には売られやすいわけで、その売るための材料が、中国懸念だったともいえるといいます。
◆次の押し目は??
押し目が、32000円になるのか、それともその上に25日、75日移動平均線があるので、それがサポートになるのかがポイントですので、
とりあえず、32000円の価格までで、切り返すようであれば、安値を切り上げていくことになるので、トレンドとしては、やや右下下がりから、方向が変わっていく可能性が強いです!!
なので、その転換となるのが、9月13日のCPIの結果とかが鍵になるのではないかと思っています。
とりあえず8連騰したので調整を踏まえているので、
どこで押し目をつけるかを見ていきたいと思います!!
◆村田製作所
🔸9月8日 8149円 +0.42%
こちら村田製作所のチャートです。
今日は小幅上昇に転じましたが、昨日は、iPhone規制の報道を受けて-4.98%となりました。。
直近は、円安を受けて上昇してきたんですが、高値をとりにいこうとすると、ネガティブな材料で売られました。
また、6月以降、3回目となる抵抗を受けました。。。
そして、今は、7900円から、8700円のレンジで推移をしています。
村田製作所は、アップルなどにサプライヤーとして、製品の部品などを供給しているので、アップル製品の需要減少懸念から、電子部品メーカーに連想売りが広がりました。
これが一時的であればいいのですが、新しい情報を待ちたい思います。
◆太陽誘電
🔸9月8日 4217円 -0.26%
あともう1社、サプライヤーの銘柄として、太陽誘電を見ていきます!!
今日は十字線で小幅安です。
そして昨日が、3.69%安となりました。。
こちらもトレンドが形成されているというよりかは、4200円台を軸として、上下に動いているような株価推移です。
村田製作所もそうですが、この報道が出てきたのが、株価が高値にあったところなので、利益確定をさそう材料となったのではないかと思います。
◆太陽誘電 出来高
出来高を見ると、昨日とほとんど同じなんですね。
昨日は、約3.6%のマイナス
今日は、0.26%のマイナス
いうことで、下ひげを出していることから、
売られた分、買われているので、昨日より下げ幅が小さいということで、
今回の件が、長くつづかないことが今日のローソク足だけで見た場合は読み取れるのではないかと思います!!
◆太陽誘電とは?
🔸電子化の一翼を担う
太陽誘電という銘柄は知らなかったので、簡単にどういう企業かでみていきますと、電子化の一翼を担う企業とのことで、おもにコンデンサに強みを持っている企業です。
コンデンサというのは、電気を一時的に蓄えたり、ノイズを誘導して除去する目的で搭載されるもので、電装化の進む自動車、デジタル機器に数多く搭載されています
◆商品別売上構成比率(2023年3月期)
🔸売り上げの割合 コンデンサ 65%
こちらが商品別売上構成比率でして、コンデンサの占める割合が65%と主力商品となっています。
このコンデンサが、自動車、スマホに搭載されているわけです。
今はiPhoneがらみの件で売られましたが、EVで恩恵を受ける電子部品企業として、村田製作所もこの太陽誘電も注目されているということなので、
これからの成長に期待したいです!!
◆割安さ PER
最後に、割安さなどPERをみていきます。
村田製作所 31倍
太陽誘電 65倍
ということで、結構成長を見込んで買われています
レーザーテックでも42倍なので、
結構、割高水準ではあります。
それほど、今後が期待されているということですが、
今はトレンドはバリュー優位なので、そのターンが終われば、
こちらのほうに流れてきてくると願いたいです!!!
とりあえず、アメリカの利下げの目安が見えてきたころかなと思っています
なので、目先は、9月13日のCPIそのあとのFOMCに注目です!!
では、本日も最後までご覧くださりありがとうございました!
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