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【コラム】閑散相場、ベテラン投資家たちの過ごし方

薄商いで静かに過ぎ去るのがクリスマス相場…

しかし、過去、思い出す限りにおいて2018年12月25日の大暴落を忘れることができない人も多いでしょう。 トラウマとなった投資家たちは翌年の2019年の年末をノーポジションでクリスマス期間を過ごしたほどでした。

2018年クリスマス暴落

外部環境を含めた地合いそのものも悪かったのですが、米国議会の閉鎖、ファーウェイ副会長の逮捕、パウエルFRB議長の解任検討、米軍のシリア撤退など不安を煽る悪材料が噴出しました。24日の米国ダウは▼653ドル急落しています。

原油価格が42ドル台まで下落したことや、VIX恐怖指数が警戒水域の36台に急騰したことも、市場心理を悪化させました。

それを引き継いだ日経平均は一日で▼1,010円(下落率5%超)下落、マザーズに至っては▼6.7%の大幅下落となり、追証売りが大量発生しました。
(当時の株価が2万円ですので今で言うと1,800円弱急落したイメージです)

こういう相場を経験した投資家は、株を保有しない時期を意識的に作るようになります。これが閑散相場の持ち高調整です。

なぜ閑散期なのか。それは薄商いの方が売り崩しやすいからです。

大型連休前後で薄商いになるのは株式市場だけでなく、為替市場も同じです。 かりに円安が過度に進んで、政府日銀の為替介入になれば、おそらく5円程度は簡単に円高に振れます。

株はどうなります? ▼1000円くらいの急落です。

春、秋、GW、年末など、私は過去に相性の悪い月を積極的にノーポジ(チャンス)に変える「待ちの投資」にしています。

「待つのも投資」

もちろん「機会損失」もあり得ますが、「待ち」で得られた下落幅は、急落であるほどそのまま利幅に直結します。

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