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【コラム】仕手株は静かに拾われる

【注意⚠】こちらの記事は株道「指南書」と同内容を一部含みます

仕手株はこうして生まれる」
仕手株を作り出すことで、プロの投資家集団は効率よく収益を上げています。仕手株は、銘柄斡旋を生業とする投資顧問業者(以下、本尊)の儲けのツールに過ぎません。目標株価の公表もネット掲示板の買い煽りも、すべては値動きのある銘柄で会員を募り、収益をかき集める手段なのです。   

仕手株チャート

上記のチャートでは、まず最初に仕手本尊がひそかに株を買い集めます。この仕込み段階では、情報は一切外部に流出しません。

静かに少しずつ仕込まれるため、出来高も少なめで上昇も緩やかです。仕込みが完了すれば、高額の会費を支払う上級顧客や会員見込みのある顧客に銘柄が推奨されます。

その後は、会員の会費ランクに応じた情報公開がなされる一方、ネットでは「銘柄情報」「目標株価」などが情報サイト・掲示板を通じて発信されていきます。

その情報を知った個人投資家の「提灯買い」が追従する頃には、仕手本尊と上級顧客はすでに利益確定を始めています。小型株の流動性のない売買が簡単に約定していく裏には、本尊の売りを、カモとなった個人投資家の買いが吸収している構図が成り立っています。

この仕手株戦略に最終段階で参加しているのが、掲示板や無料サイトの銘柄情報を得ている一般の個人投資家となります。いかに風下で情報を入手しているか、ご理解頂けたでしょうか。そして、一般の個人投資家の資産レベルでは有益な「銘柄情報」は決して手に入らないということを知った上で、「投資判断は自己責任」という意味を再考してもらえたらと思います。

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