羽根英樹さん講演会〜需給を読む事が飯の種。あまのじゃく投資法イベントドリブントレード。 その3[凡人は天才にはなれないが] 2023.7.1開催
2023.7.1に開催されました羽根英樹さんの講演会の書き起こしになります。
その1[自己紹介 イベントドリブンとは何か]
その2[定量分析]
イベントドリブントレードはトータルで勝ちにいく
であとですね、例えばその、こんだけそのいろいろな手法があると、効かなくなってくる、いわゆるその機能しなくなってくる手法というのもいくらでも起こってくるわけなんです。あのイベントってたくさんあるんで、あのまあえーと、一つが効かなくなってきても、まああの別のところで稼げれば、それでいいわけなんですね。でまあ、この本あの、イベントの手法をたくさん書いてありますけど、
イベントドリブントレード入門 価格変動の要因分析から導く出口戦略 (現代の錬金術師シリーズ 151) 羽根英樹 (著)
あの全部機能するとは限らないし、実際この、本書いたから、あとやっぱり機能しなくなってきてる手法というのもたくさんあります。なので引き出しをたくさん作っておけば、まああのダメなやつ捨てても、まだ残りたくさんあるよっていうわけですよね。
で取引数が多いので、やっぱり手数料や金利は少しでも安いところを使った方が多分いいと思います。今あのちょっと大口になると、あの基本的に信用取引は無料のところが多いですけど、あとまあ金利もですね、安い方がいいですね。で一旦そのトレードシステムを使って、あとはもうルーチンワークとしてやればいいので、えーまあ日々はもう売買に徹して、モチベーションの維持が肝と書いてあります。
これあのやっぱりモチベーションが続きにくいです。っていうのは、あんまりこう一喜一憂するトレードではないって言いましたけども、あのまあ単純なんですよ。なのでその例えばこう今みたいに相場がすっごい上がってる時でも、そんなに勝てるわけじゃない。でその代わりあの例えばリーマンショックみたいな暴落の時でも年間トータルプラスには持っていけます。でその代わりにやっぱりその今みたいなすっごい上がってる相場を、その指をくわえて見てるだけっていうことになります。だから今の環境的に言うとそのイベントをですね、あんまりこう宣伝するにはよくないんですよね。あの下げ相場だとか、あと横横の時の方が、えーイベントをよく効くことも多いです。
でモチベーションの維持が肝と書きましたけど、そうですねあの面白いのは、えっとこれまあモチベーションを維持することをしとかないと、例えば新しい検証とかなかなかやらなくなっちゃうんですよ。あのルーチンワークしかやらないんですよ。だからで新しいその検証を一番やろうと思う時はどういう時か分かりますか皆さん。これですねあのめっちゃ大負けした時ですね。めっちゃ大負けしてあめっちゃやられたと思って、でもうこれはちょっとあの新しいのをやらないとダメだって言って、こう徹夜しててもこう検証したりするわけですよ。
あともう一つ言うと負けたトレードっていうのは結構いいネタになることも多いです。負けたトレードってひっくり返すと勝ちトレードになるわけで、なんで負けたのかというのを突き詰めるのも、なんか一つトレードとしては検証のやり方としてはいいのではないかなというふうに思います。
凡人は天才にはなれないが
凡人は天才にはなれないがという話をしますが、あの投資家とかトレーダーの中に、そのごく少数の天才トレーダー、誰のことを言っているかというのは皆さん違うかもしれませんけどいますよね。天才的なトレーダーって。で我々は多分彼らにはなれないと思うんですよ。で凡人、我々凡人は平凡な人間ですから天才的なトレーダーには絶対なれない。でもその統計確率論って今のそういう手順を踏んで駆使したら、平均以上の稼げるトレーダーには努力次第ではなれるということなんですね。
相場って基本的に、プラスに持って毎年毎年プラスに持っていけば、お金は当たり前ですけど増えていくわけで、でその複利って複利っていうふうな言い方しますけど、それ例えばその年間ですね、例えば20%とか30%毎年毎年稼いでたら、10年ちょっとしたら1億。例えば100万を1億まで持っていくのってそんなに難しくないですよ。やっぱり長い間相場続けて勝ち続けるっていうのは、一般の投資法だと例えば相場に左右されちゃうので、例えば上げ相場も下げ相場もあるわけじゃないですか。でもイベントドリブンって基本的に裁定取引型なんで上げ相場でも下げ相場でもある程度機能していくので、一応プラスに持っていけるし、年間マイナスになるようじゃやっぱりちょっと何か間違っているなという感じだと思います。
でこういうその、まあ秀才じゃないですね、努力トレーダーにはなれるんじゃないかなと。で漫画でですね、アカギという漫画ご存知ですかね。我々世代だと知っていると思うんですけど、麻雀の漫画なんですけど、アカギというジ雀士はすごい天才なんですよ。天才なんで次の引きがすごく強いし、次のツモももう分かるみたいな、そういう未来が分かるようなその天才雀士がアカギなんですけど、ニセアカギっていうのが漫画なんか出てくるんです。偽アカギは何かというと、アカギのような天才型じゃなくて、確率論を駆使して一番最適化した麻雀をするっていうのがニセアカギなんですね。
でこの漫画見たとき、ああそうか我々僕らはこれ目指したらいいんだって思ったんですね。でこれ確か同じことツイートしてるんですけど、投稿された方もちょっと見たことが、誰のツイートだったか検索かけて、この機能を一生懸命調べたんですけど分からなかったんで申し訳ないです。誰が同じようなことを言っている人がやっぱりいました。でニセアカギを目指すべきだろうということなんですね。天才目指してもしょうがない。なら平均以上に勝てるトレーダーを目指そうと。ちなみにこのニセアカギっていうのは漫画の中では結局天才に追い詰められてるんですけど、彼らは死んでしまうんですけども、そういうオチもあるんですが。
でえっとですね、あの今結構その相場でも動画結構今ブーム、ブームって言い方おかしいか。YouTubeにそのいろいろ面白おかしく相場を語る人がたくさんいますよね。高橋ダンさんとかね。そういうのじゃなくて、えっとこういうその、データを駆使して売買しようという、データかじり虫さん。
https://www.youtube.com/@user-no8gh7ek6e/videos
実は10年来ぐらい昔からよく知っている人間なんですけど、データかじり虫さん。僕よりだいぶ若い人ですけど、データかじり虫さんのYouTube「投資でデータかじり虫チャンネル」。この右下のロゴらしいんですけど、何なんですかね。よく分からないですけど、これを見ると結構いろいろ、結構分かりやすく、彼は理系なんですけど、理系じゃなくても分かるように、いろいろ難しい話を省いて説明してもらっているので、結構これおすすめなので一度見てみてください。
続く