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業績絶好調!まだまだ伸びる海運株

こんにちは。
株式投資歴15年、おとなの株ラウンジ管理人のクロサキです。

私が株式投資を始めたばかりの時に、実践する中で湧いてくる疑問を相談できる場が欲しかったなという思いから、おとなの株ラウンジというブログを数年前に始めました。

ブログでは銘柄の選び方やテクニカル分析の仕方など、個人投資家として普段行っていることを中心に書いています。ブログへコメントや質問を頂くことが増え、投資家仲間が広がっていくことを嬉しく思っています。

ブログでは私が注目した銘柄も時々紹介しており、バンクオブイノベーション(4393)やアスカネット(2438)の株価が高騰。

最近は、クロサキがどんな業界やどんな個別銘柄に注目しているのかを教えて欲しいという声が増えてきたので、クロサキ自身が買いたいと思った注目銘柄をnoteで公開していきます。

このnoteは有料なので

  1. 海運業の今後の見通しを立てられた根拠

  2. 銘柄を選ぶときに参考にした情報

  3. 海運関連株から上昇期待の銘柄を3つ公開

ただ、注目銘柄を紹介しておわり。ではなく、

・どうやって今後の見通しをたてたのか
・どういった指標や情報を参考に銘柄を選んだのか
・どうして上昇期待と言えるのか

今後の銘柄選びの参考になりそうなポイントも、画像を使いながら10000文字近く書きました。

他の投資家さんのやっていることを、どう取り入れて自分の投資スタイルを確立していくことが大事と感じているからです。

お値段以上の内容にはなっていると思うので、今後の銘柄選びに活かして頂ければなと思います。

今回のnoteで紹介する3銘柄は、2022年夏に向けて上昇期待の個別株で、どれも10万円前後から~20万円程度で購入可能な銘柄です。

ではさっそく本題に入っていきましょう!

2021年は世界的な海運需要の急増で海運株が急騰


2021年は海運株が歴史的な急騰を果たした1年でした。

2021年の年初から夏にかけて、日本の三大海運会社である日本郵船・川崎汽船・商船三井はそろって業績の上方修正を1~2ヶ月に1回というハイペースで発表。

上方修正した業績見通しをさらに上方修正していくという、通常では考えらないIRが連発されました。

海運大手3社の株価推移(2021年)

ごらんのとおり、上方修正のたびに日本郵船・川崎汽船・商船三井の株価は上昇。

海運株は2021年の日本株式市場において最もパフォーマンスの良かった業種となりました。

2021年に海運株が急騰した理由は、世界的な海運需要の急増です。
背景には、新型コロナウイルスが国際物流に与えた深刻な影響があります。

2021年に海運株が上がった要因

2021年に海運株が急騰した理由は、世界的な海運需要の急増です。
背景には、新型コロナウイルスが国際物流に与えた深刻な影響があります。

  • 新型コロナの変異種の流行で「巣ごもり需要」が急拡大

  • 貨物の需要が急拡大してコンテナ不足

  • 貨物需要が急増し、米西海岸(LA)の港湾設備のキャパシティを超えてしまい物流が大混乱

  • 港湾職員の新型コロナ感染が相次ぎ人員不足。米国でトラック運転手不足

  • 原油価格が上昇し、船賃も上昇。輸送料金の値上げにより収益アップ

海運株が上がった要因

2022年も海運株は上昇期待

海運株を今から買うのは遅くない?と思う方も多いようですが、海運株は2022年も上昇が期待できると思っています。

理由は、海運会社の業績が2022年(23年3月期)も好調を維持すると予測できるからです。

東京証券取引所に上場している海運会社は全部で13企業。
2022年3月期に業績の上方修正を発表したのはそのうち10社で、2回以上の上方修正をした企業は7社にものぼります。

  • 上方修正4回
    日本郵船(9101)・川崎汽船(9104)・商船三井(9107)・川崎近海汽船(9179)

  • 上方修正2回
    NSユナイテッド海運(9110)・飯野海運(9119)・玉井商船(9127)

  • 上方修正1回
    明治海運(9115)・共栄タンカー(9130)・乾汽船(9308)

加えて、現在は歴史的な円安ドル高。
外航主体の国内船主はドル収入が主体のため、円安は収益面の追い風となります。

円安のメリットがどれほどあるのか、シュミレーションしてみました。

海運大手3社の資料によると、2022年4Q(1-3月期)の為替を下記のレートで想定しています。

日本郵船が1ドル=113円
川崎汽船が1ドル=111円
商船三井が1ドル=115円

想定した為替レートより1円の円安になると見込まれる増益は、
日本郵船が約68.4億円の増益
川崎汽船が約49億円の増益
商船三井が約40.5億円の増益

2022年4月になってからは、各社が想定する為替レートよりも15円近く円安の状態が続いています。
※2022年4月28日にドル円は1ドル=130円を突破

日本郵船「2022年3月期第3四半期決算説明会資料
川崎汽船「2021年度第3四半期決算説明会資料
商船三井「2021年度(2022年3月期)第3四半期決算説明資料

この円安メリットの影響が業績へ反映されるのは2023年の3月期。
そう、これからなのです!

では2022年のこれから、海運株はどうなるのか?今後の見通し予想をお伝えしましょう。

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