2023年上半期振り返り

2023年6月30日。
今日で2023年も半分が終了。
毎年毎年言っているかもしれないが、月日が経つのは本当に早い。
充実している時間ほど、早く過ぎるように感じる。
というのはよく聞く話なので、充実した毎日を過ごせているのだろう。
あっというまに過ぎていってしまったこの6ヶ月を振り返っていきたいと思う。

1月

1/3始動。
鍛錬期。
筋トレ、シャトラン、周回走。
毎日どこかしら筋肉痛の中で動かしていく。
自分の身体を回復させるための知識やアイデア、自分のフィジカルのベースを知った。

そしてキャンプに。
初めてのキャンプ。
新しい環境、新しいサッカー。
なかなか慣れるのは時間がかかったが、
練習試合を通して、少しずつ慣れていくことが出来た。

何といっても、鹿児島、飯が美味すぎた。

2月

2/18開幕戦。
Jリーグデビュー。
W-UP前のサポーターへの挨拶で、初めてプロサッカー選手になった実感が湧いた。
試合は前半0-3。HTで交代。
掴んだチャンスをものにできず、悔しいデビュー戦になってしまった。

もちろんその後の水戸戦にも出ることは出来なかった。

サッカーノートやメモを振り返ってみると、
自分が出来ることは何なのか。
どんな課題をどう改善していけば良いのか。
正直あまり整理できずにいた時期だったと思う。

3月

全試合メンバー入りはするものの、1分も試合に出ることは出来なかった。
悔しい、苦しい、もどかしい、そんな時期だった。

そんな中でも3/19徳島戦。
高校時代の後輩が相手チームでスタメン出場。
自分はベンチで出場できず。
約5年ぶりに会って嬉しい気持ちもあったが、
自分は何をしているのかと、焦りを感じた。
感情的になってしまうことが多い月だった。

4月

少しずつ試合に出れるようになった。
交代出場で2試合出場。
そして、4/16群馬戦、開幕戦ぶりのスタメン出場。
ワクワクしていた。高ぶっていた。力が入りまくっていた。
しっかりビックチャンスを力んで外した。笑
大学の時のように平常心でゲームに入っていくことが大事だなと感じたが、久々のスタメン。そんな余裕はなかった。

その試合で、チームも久しぶりの勝ち点3。
試合に出ること。試合に勝つこと。
この難しさを感じたとともに、本当に嬉しい瞬間だった。

4/27
練習中、もも裏に違和感。
MRI診察で肉離れと言われた。
全治2週程度。焦りまくっていた。
少しずつ試合に出れるようになってきていた矢先にこの怪我。
また試合に出ることから遠ざかってしまうのではないか。
またあの少しも試合に絡めない時期に戻ってしまうのか。
なんでいつもこういうチャンスの時にこうなってしまうのか。
そんな思いを持ちながらリハビリしていた。

5月

5月中旬に復帰。
出場停止の選手がいたこともあり、すぐにチャンスをもらった。
しかもボランチ。
自分の自信のあるポジションで、初めてのチャンスが来た。
その試合は負けてしまったものの、次の試合も出してもらった。
ボランチで出場したということもあり、ボールに触る回数が多かった。
ボールに何回も絡んでプレーしていくのは、やっぱり楽しかった。
今期初のナイターゲームで素晴らしい雰囲気での試合。
自然と身体が動いた。

そんな時に、また同じ場所に違和感がきた。
いろんなことが一気に頭によぎった。
終わったと思った。
残り時間が少なかったため、前半なんとか持ち堪えて、HTで交代。
アイシングをし始めて10分ほど経つと、アドレナリンが切れてきているのがわかった。
痛みがどんどん出てきた。
診察しなくても、前回より酷いことはわかった。
最悪だった。
先のことを考えられない苦しさと辛さを知った。

次の日の診察。
結果は想像通り。
6週程度かかることがわかった。
わかっていたのに受け入れることが苦しかった。

1週間後の5/28ヴェルディ戦。
いろいろな人が見に来てくれるという連絡をもらっていた。
そんな試合に自分はいけなくなった。
自分自身の悔しさより、申し訳なさが勝っていた。
この職業の難しさを感じた。

復帰待ってます!
連絡するたびこういった言葉をもらった。
自分の情けなさを感じたとともに、
無理にでも前を向いて少しずつでも進んでいかないといけない。
そんな風に頑張る理由をもらった。

6月

自分と向き合う毎日。
怪我の原因、再発の原因を徹底的に調べて知識を増やした。
知り合いの知り合いを辿って、アイデアを持っている人をつなげてもらった。
こういう時にはいつも人の繋がりの強さを感じる。
数少ない2オフには、東京まで足を運んで話をさせてもらった。

トレーニング、食事、睡眠、ケア、
それぞれの分野でいろんなことを試して自分に合うものを探した。

そんな中で、
良いとわかっていることなのに実行できない、継続できない。
そんなことが何回かあった。
これは間違いなく、意志の問題だった。
目標や自分の在りたい姿を整理できていないと、自分の意志をしっかりと持てないということを改めて感じた。

ただの言い訳になってしまうが、
やっと辿り着けたプロの世界で高揚感に溢れていたこと。
今年毎週のようにリーグ戦があったこと。
これらによって自分に余裕がなさすぎたことで
自分自身を整理する時間がなかったように思う。

冷静になって振り返れば、
毎日毎週のように
試合に出る、出ない。
試合に勝つ、負ける。
これに捉われていた。
一喜一憂していた。
メンタルはいつも不安定だった。
これが本当に良くなかった。

5ヶ月間、自分らしくない時間を過ごしていた。

もっと自分と向き合う時間を作って、整理するべきだった。
周りのことはコントロールできない。
自分自身のコントロールできることに目を向けて取り組んでいくこと。
わかってはいたつもりでも、憧れの場所に立ち、高ぶっていた自分は半年間、気づくことが出来なかった。

こんなことを考え、整理しながら過ごした1ヶ月だった。
試合には1試合も出れなかった月だが、この上半期で一番大事な時間だったと思う。
1年を振り返るときには、6月で気づいて良かったと思えるようにこれからの月を過ごして行きたい。

今年ももう残り半年。決意を10個並べて締めようと思う。

下半期十ヵ条

一、一喜一憂せず、未来を想像する。

二、自分自身に期待し続ける。

三、真摯に生きる。

四、自分が出来ることに矢印を向ける。

五、とりあえずやってみる。

六、自分を満たして人に分ける。

七、繋がりを大事に。

八、全てはコミュニケーションで。

九、行動する。足を運ぶ。

十、自分らしさを裏切らない


頑張っていきます。


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