創建エース西山つぶやき20231201

【フィリピン現地からパナマ病菌・モコ病菌の分離培養試験経過報告】
愛媛大学 農学部教授 山岡直人

◆パナマ病
ハイランド(高地)@ Juinio Farmにて採取したパナマ病に感染しているであろうバナナの木からカビのコロニー(集合体)を確認。
→写真の*シャーレ(透明)に入っているのは培養4~5日目のもの。本日胞子形成が認められると、胞子の形状によってパナマ病菌と断定できた。この結果、今後の経過観察によって出た結果は全てパナマ病撲滅の為のエビデンスとして構築される事となります。

◆モコ病
ローランド(低地)@ Bacaro Farmにてモコ病であろう木から採取したらモコ病菌のコロニー(集合体)を断定確認。*シャーレ(紫色)
念の為、ハイランドでパナマ病の試験をしている木から、モコ病の試験も行ったところこちらもモコ病菌に感染している事が判明。

※パナマ病とモコ病の両菌に侵された報告は前例がなく、乾坤一擲(けんこんいってき)の戦いが本格的に始まったと言えます。
以上、報告です。


2023年12月1日 35円

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