魅力の発信を辞めたら売上が伸びるらしい。

私たちのサービスは悩む人の手助けになります。
僕たちが作っているケーキは無添加で美味しい。

このようにSNSの情報発信では積極的に魅力を発信することが正しいとされていました。僕も同じように魅力発信を継続していましたが、ある時期を境に発信力が下がり、SNS経由での売上も伸びにくくなりました。
理由はCOVID-19です。これを境に多くの人が情報発信を取り組むようになり、膨大な数のコンテンツが溢れるようになったからです。


この事態を脱却するために僕が考えたのが
『 ユーザーに思考せる 』発信です。
普段の生活を振り返ってみると、僕たちは常に何かと何かを比較させながら会話をしている場合が多いです。
例えば、
「 今日のケーキはこの前のお店より美味しかった 」
「 前の職場と比べてると今の方が給料はいいけど、大変 」
この例では
『 前回のケーキ屋と今日のケーキ屋 』
『 以前の職場と今の職場 』を比較していますよね。
僕たちは何かと比較させることで、自分の意見を正しいものにしようとする癖があるように感じます。

これを情報発信に応用してみましょう。
先日、反応は良かったのは、医療系の企業は採用に困っていて、そこのインスタ運用です。インスタ経由での採用活動が滞っていたため、魅力の発信を辞めて、ユーザーに思考させるような発信に変えました。
具体的な方法は省きますが、発信内容を変更した当日にインスタ経由で問い合わせが2件ありました。
他にもケーキ屋のインスタグラム。
うちのケーキは美味しい!という発信を辞めて
近隣店舗や他のケーキ屋が発信している内容と比較させることで単月の売上が2倍近く伸びました。


冒頭に、コンテンツ過多の時代だと紹介しましたよね。ユーザーも複数のコンテンツの中から、お金を払うという決断をするのはかなり悩みます。その時に情報を発信側が、比較対象を持ち出すことでユーザーに強制的に思考させる。ユーザーは比較することで、自分の意思決定に自信が持てるので、商品やサービスの購入を躊躇わなくなる。
これがこれからの時代に必要な能力になってきそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?