レジンをジンした
こんにちは、江﨑です。
この記事は「NBUゆるゆるかれんだー Advent Calendar 2023」用に書きました。
1週間近く遅刻しました。許してください。
12月9日(土),10(日)に名古屋ポートメッセにて開催された、クリエーターズマーケットvol.49に、想いを込めるをコンセプトにした作品「シーキャップ」出展しました。
シーキャップは、キーボードとメッセージを紐づけて、想いをプレゼントするキーキャップです。
サイトもあるのでみてね。
キーキャップの作り方を紹介しようと思います
◾️キーキャップを作ろう
キーキャップはモールド(型)にレジンを流し込んで作ります。
メカニカルキーボードにしか対応してないので自分のものに使いたい人は確認してから書いましょう。Macは使えません。
モールドは専用のものがAmazonやECサイトで売ってます。
※ただしAmazonのものはすぐに壊れた(50個くらい)のでたくさん作る人はおすすめしません。ECサイトの物もレジンを何度も取り出していくとゆるくなっていくので無限に使えるわけではありません。消耗品です。
◾️道具を用意しよう
レジン(UV-LEDレジン液)
モールド
着色料
UV (紫外線)ライト
封入物(例:ビーズ等あれば)
手袋
レジンと着色料を入れる容器(例:紙コップ、専用パレット)
混ぜる棒(例:割り箸、串、爪楊枝、調合スティック)
ピンセット
はさみ
基本的に道具は困ったら隠れ工房 Green Oceanがおすすめです。毎回封入物や、型などおまけもついてくるよ
ダイソーやセリアの百均等にも置いてありますが、レジンや着色料は隠れ工房 Green Oceanのほうが扱いやすく、種類も多いです。
封入物やモールドは百均でも特に支障はないですが、モールドの耐久力は不明。
レジンを混ぜる容器や混ぜる棒は専用のものがありますが、細かい作業をしない限り紙コップや割りばしの方が掃除の手間がなくて楽になります
レジンは硬化していない状態で直接触るとレジンアレルギーになり、よくある鼻水等の症状がでたり、歯の詰め物等ができなくなるので手袋は必ずしましょう。
ここから作り始めますが、当時ちゃんと撮ってなかったので写真の時系列がバラバラなので突然色が変わります
◾︎レジンで色を作ろう
まず初めにレジンと任意の着色料を入れます。
着色料は入れすぎると硬化不良で固まらないことがあるので入れすぎ注意
(明確な量は分かりませんが、ドロドロのレジンが入れすぎるとシャバシャバになっていくのでなりすぎると硬化不良を起こしやすいです)
ここでなるべく使う色をまとめて作っておくと楽です。
◾︎型に流し込もう
モールドは2つに分かれており、表面(表面部分)と裏面(はめ込み部分)があります。
裏面モールドに先にレジンを流し込み、硬化するとスムーズにできます。
流し込む時、一度に流し込まず、一箇所に垂らすことで気泡が入らず綺麗にできます。
一度に入れ過ぎてしまった場合は爪楊枝などの細い棒で空気を出し、しばらく置いておくと気泡が浮いてくるのでピンセットなどで取り除きましょう。
硬化時間は片面4分です。どのみち表面を蓋したあとにまたUVライトを当てるので裏向けて垂れてこなければ生の状態でも大丈夫です。
裏面を硬化中、表面にレジンを流し込みましょう。
下にラップを引いておくと良いです。理由はあとで説明します。
表面は自由に入れてください。
何か物を入れる場合、大きすぎると蓋が閉まらないので小さい物を選ぶと良いです。
一度レジンを少し流し込み、レジンがついていないピンセットで位置を固定し硬化しましょう。斜めにならずに硬化できます。
この時レジンがついていると一緒にくっついてしまうので必ず拭き取ってください。
未硬化が怖い場合、2〜3回に分けてレジンを硬化することも可能ですが、層が見えてしまう場合があるので注意。
表面は蓋した時レジンが溢れるくらいに流してください。ケチると液が全体に行かずに失敗します。
蓋をするとこんな感じ。
軽く抑えて溢れれば全体に行き渡っている証拠です。押し込みすぎると空気が入って失敗します。
赤子のように優しくしましょう。
◾︎レジンを硬化しよう
裏面を先に硬化してますが、蓋した状態で裏表4分、合計8分硬化します。(まさるの涙の場合の硬化時間なので、購入したレジンの説明書きに従ってください)
硬化した後、着色料の入れ過ぎや、UVライトの強さによって固まっていない時があるので必ず手袋をした状態で触りべとべとしていないか確認してから素手で外しましょう。
外すとバリがついているのでハサミで切り取ります。
まさるの涙だと硬化直後は柔らかいので早めに切り取ると楽です。
切り取ってしまえばやった〜!完成だ〜!
最初の方のものなので粗いですが、慣れるともっと綺麗にできます。
はめ込むと光でいい感じになります。
最初に言いましたが、何個も作ると差し込み部分がもげますし、黄ばむので適度に買い足しながら楽しみましょう。
意外と作ると楽しいし、キーボードがなくてもストラップにもできるので興味のある人はやってみてください。
それでは、さようなら。
◾️おまけ(クリマの作業)
モールドが徐々に死んでいくことに気づかずに作り過ぎた結果半分が不良品になる悲劇
必死過ぎて散らかる作業部屋
I先生から貰った砂。
せっかく貰ったのに量産の都合で没になった。
代わりにInstagramのアイコンや宣伝役として仕事してます。
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