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牡羊座の太陽の輝きが更に天秤座の月に反射しますようにと、天秤座満月にオススメのアルバム

牡羊座の季節になってから、気がついたら数回は「The KLF」「Chill Out」というアルバムを聴いていた。思い出した時に、不定期的に聴き込むこのアルバム。
気がつけば、初めてこのアルバムを聴いた時からもう20年も経つのかと、20年経っても飽きさせない、どこか原点回帰的な気持ちを呼び起こさせる、本来のチルアウトの原点はやっぱりこのアルバムから始まったからか、私みたいに20年経っても30年経っても、本来のチルアウトの原点へ戻りたくなったらこのアルバムを聴く人たちは世界中にたくさんいるという、これは伝説のチルアウトアルバムなのです。またアルバムジャケットが牧場の羊。今週はジャケットのからの連想が始まって、このアルバムから魚座の領域で掻き集めた音源材料からの、新たな螺旋に這い上がる牡羊座のエネルギーとインスピレーションを強く感じた。

まず、このアルバムはサンプリングとリミックスのみで創作されたライヴ収録らしく、KLFのコメントでも「Chill Out」のアルバムでは編集作業はしないまま発売したというコメントが残されている。実際にこのアルバムのストーリーの中で、どこまでが自分達の演奏や作曲なのか、ただの雑音と美音の寄せ集めなのか、人の音楽をパクって繋げただけなのか、意表を突く創作内容です。
牧歌的な羊の鳴き声、鐘の音、飛行機の音、虫の声、モンゴル民族音楽ホーミー、電車の音、都会の音、エルビスプレスリーの声、宇宙に飛ばされるようなSF映画のサントラ、子供の合唱、これらの断片的な音の寄せ集めがこのアルバムを構成している。だから、音楽としては、まさにサビアンシンボル魚座1度の「公共の市場」であらゆるものを掻き集めたような状態なんだけど、怖いもの知らずのKLFはこのアルバムに「Chill Out」と名付けて無編集で発売し、このアルバムがキッカケで「Chill Out」というジャンルの原点が生まれ、「Chill Out」という言葉を世の中に定着させるという偉業を果たし、魚座の領域で掻き集めたモノを牡羊座の新しい螺旋のサイクルに持ち上がらせたというストーリーがギュウッと詰まってるんですね。

The KLFのメンバー、Bill DrummndとJimmy Cauty、2人のホロスコープも
ちょっと覗いてみた。(2人とも出生時間は不明です)

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ここでは、2人の牡羊座の天体に焦点を当てて書きます。

Bill Drummnd    ♈️金星と水星 16度
あたたかな夕日の中で踊る、光に覆われたブラウニー
(Brownies dancing in the setting sun.)

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Jimmy Cauty    ♈️火星 7度
同時に2つの領域で自己表現する人
(A man expressing himself in two realms at once)

♈️火星 8度
飾りリボンが東風に吹かれてたなびいている女性ものの帽子
(A large hat with streamers flying, facing east_)

2人とも個人天体が牡羊座にありました。
そもそも、この「Chill Out」というアルバムが伝説になったのは、賛否両論も膨大に巻き起こしたからです。KLFのコンビは音楽の世界における、著作権解放運動も巻き起こし、無許可で他人の曲をサンプリングしてトラックを制作し、問題起こしの人騒がせグループとしても有名だった。賛否両論がつきまとうのは、彼らに無許可によるサンプリングを使われたことを訴える人もいれば、逆に感謝されて素晴らしい双方関係が誕生することもあったかららしいです。
今までの常識的な価値観を上塗りすることに燃えて躊躇せず、後先考えない牡羊座らしき行為。ここでのポイントが、Billの水星と金星は♈️16度で天秤座の領域も入り込んでくる度数。他者のことも多少配慮せざるおえなくなる度数なんですよね。ブラウニーという妖精の度数は、全てを新しくしようと画期的にしようと体当たりにさせない、日の入りの時間に1日の我を思い起こさせて立ち止まらせる配置。
その度数に水星と金星を持つBillの知性と美的感覚。このアルバムに出てくる音の寄せ集めを聴いてても、立ち止まらせて過去を振り返らせるような、こんな時代もあったなと思い起こさせ、昔の音源、民族性の音、自然の音や都会の音までも客観性も配慮された、体当たりだけではない感性が躊躇なく洗練されてるところが、聴いてる人を懐かしさに浸らせながらも何かを発動させるような気分にさせるのだと思った。
Jimmyの火星は午前生まれだと7度で、午後生まれだと8度になる天体の配置。
2つの自己表現とはまさに、無許可のサンプリングをトラックにして、訴える人と感謝する人が現れる、二律背半的な間を行き来してダイナミックな物語を作り出す度数。8度に当てはめても、訴える人たちと感謝される人たちとの2つの割れた価値観の中から、敏感な価値をキャッチする度数。東という太陽が昇る場所へ帽子の飾りリボンがなびかれるように、そのリボンがなびく無垢なアンテナを社会へ向けて押し出した。この2人の敏感で客観性も備えた牡羊座のコンビネーションが、
人類がひとつの価値としてジャンルとして集合的に求めていたであろう、
当時、初の「Chill Out」という言葉と人の心の拠り所を生み出して、
伝説化させたのだろうと考察してみた。

本日の天秤座満月にも、牡羊座の太陽の輝きを天秤座の満月の光がさらに輝きが増しますように、夜の月明かりと共に、この「Chill Out」というアルバムをぜひ、聴いてくださいませ。



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