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Redmineのチケット量をグラフ化した話(Part1)

※2017年に別ブログで書いた記事をリメイクしております。そのため色々と情報が古いかもしれませんが、ご理解&ご了承。

当時の悩み事

4年前の当時、理由あって1年間放置されてたプロジェクトの不具合だとか改善要望だとか、そういったものが積み重なっていた。そういった有象無象をとりあえずRedmineにぶちこむだけぶちこんでチケットにしたものの、そいつらを消化してる間にもチケットは追加されていくもので「消化してる感」がなく、モチベーションもいまいち上がらなかった。

そこで仕方なくチケット量を週一ペースで集計する事にしたのだが、毎週手作業で集計するのは地味に面倒だ。Webブラウザ開いて、Redmineでメンバー全員分の未完了チケット数を表示して、それをExcelに入力してグラフを作って公開する、という作業がKUSO。そんなものはさっさと自動化してまえ!

とはいえ、なんかRedmineのプラグイン探してもイマイチだし、なんかいい手段ねえかなぁ…とモヤモヤした気持ちを抱えながらCEDECに参加したわけだが、「龍が如く」のセッションで「ElasticsearchとKibanaで捗るぞい!」という話を聞いたので、早速会社でも試してみることにした。ちなみに弊社はWindows以外許されない文化圏なので、Windows縛りで行きますぞ!

ElasticsearchとKibanaってなに?

Wikipedia先生曰く、「Elasticsearchは、Lucene基盤の分散処理マルチテナント対応検索エンジンである。」

わっかんないよ!

ネットで色々調べたところ、MySQLみたいなRDBMSは条件に合致したものを返すのに対して、Elasticsearchは条件に近いような『それっぽいデータ』を返してくれるらしい。

やっぱりわっかんないよ!

まあいいや、そいつは置いとこう。Kibanaの方は、Elasticsearch内のデータをいい感じにビジュアライズ(可視化)してくれるツールらしい。どちらかといえば、今回はこっちの方が本命だろうなぁ。

Elasticsearchを導入する

公式サイトからWindows向けのElasticsearchをダウンロードする。MSIとかもあるみたいだけど、今回はzipで落としてみた。zipを解凍したら、テキトーなパスに置いておく。俺の場合、 C:\elasticsearch あたりにぶちこんでみた。
 
で、さっきのダウンロードページに書いてあるとおり、bin\elasticsearch.bat を実行すると勝手にElasticsearchが立ち上がる。Windowsサービス化もできるらしいが、まあ今回はおためしなのでコマンドプロンプトでよかろう。あとは、テキトーなWebブラウザで http://localhost:9200/ にアクセスして、下記のようなJSON形式のレスポンスが帰ってくればOK。

{
"name" : "_k9-zO0",
"cluster_name" : "elasticsearch",
"cluster_uuid" : "Nsrq-8GtR6qnU7fJSIDI_w",
"version" : {
"number" : "5.6.2",
"build_hash" : "57e20f3",
"build_date" : "2017-09-23T13:16:45.703Z",
"build_snapshot" : false,
"lucene_version" : "6.6.1"
},
"tagline" : "You Know, for Search"
}

2台のサーバーに導入したんだが、うち1台ではElasticsearch.batの起動時に色々とエラーが出た。他所様のサイトに対処法が書いてあったので、jvm.dll の居場所を作ってあげたり、サーバのメモリ指定(jvm.options)で2GB→1GBに変更してやったらうまく動いた。助かるワー・・・

Kibanaを導入する

Kibanaのダウンロードページから、Windows向けのzipを落としてきて解凍。こいつもexeが入ってるので、テキトーな所に置いてから起動してやる。俺の場合、 C:\kibana あたりにぶちこんだ。

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そして、おもむろに bin/kibana.bat を実行すると勝手にサーバが立ち上がるので、WEBブラウザで http://localhost:5601/ なんぞにアクセスすると、Kibanaさんが何かしら英文で表示を出してくる。内容は今のところ何書いてあるのかさっぱどわがんねので後回し。でも、プロンプトの表示を見る限りエラーは出てないので、なんかうまいことElasticsearchのポートを見に行けている気はする。

今回のざっくりまとめ

・Elasticsearchは、ふんわり系データベース
・Kibanaは、Elasticsearchの中身を可視化してくれるマン
・どちらもexeでサーバが用意されてて、Windowsで簡単に起動できる
 
今日の所はここまで。一気に進めると面倒なので、次回へ続く!

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