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アナログバイリンガル

 世知辛い世の中、デジタルな正確さを求めるよりも、アナログが何となく正しい方向に導くこともある。異文化のコミュニケーションにおいては、特にそうである。

 アナログバイリンガルは、そんなコミュニケーションを求める人に最適な自動翻訳機である。大きさは、ほぼスマホそのものだが、機能は大変実用的であり、その場の空気を読んでリアルタイムに翻訳してくれる。
※ふりがなは翻訳された音声です。

先住民「お前は誰だ!はじめまして!

僕  「鼻につけてる輪っか、恥ずかしくないですか?鼻につけてる輪っか、カッコいいね!

先住民「当然だ。当然だ。この股につけているツノも凄いだろ~この股のツノどう思う~?

僕  「はぁ。はい!

先住民「歓迎するぞ。歓迎するぞ。私の股のツノに酒を入れてお互い酌み交わそう!秘宝にかぶせてある盃を使ってお互い酌み交わそう!

僕  「秘宝へ!股のツノへ!

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