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【振り返りと反省と何でやねん】送別会に対するコミュニケーションエラー

3月末

それは送別会の時期。

人事異動という会社の地殻変動により、人々が新天地へ赴く時期。

そして!
なぜなのかは分からないが、
そうしたタイミングで開催されるのが、アルコール摂取を交えた社外会議。
通称「送別会」


さて今回はそんな送別会の幹事について感情を整理しておきたいと思います。

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時は1月下旬

下っ端として1年間、飲み会の幹事を押し付け…もとい任命されてきたAは、
どうせ今回も自分が幹事をやらされるだろうと半ば諦めの境地で
死んだ魚の目をしつつ送別会の会場を探すことにした。


この会場探しは中々の難問で、
普段の飲み会より少しだけグレードを上げたり、参加者の嫌いなものを事前に聴取してコースメニューとの兼ね合いを探ったり、「近場で探すとなると大分絞られるよな…」と言った複合的な視点が必要となる。

さらに、早めに予約をしておかないと、同じく幹事を押し付けられた他者の下っ端どもによさげな会場を押さえられてしまう恐れもある。

そんなこともあるものだから2か月前には当たりをつけておきたいと、
お店の候補を3つ4つピックアップしてお店と日程の希望伺いメールを社内に流した。



【業務外】送別会に係るお店及び日程の調整について



「お店が決まればあとは当時のアテンドだけだ」と少し肩の荷を下ろした気分のAの元に、
突如として奥の席のB(そこそこの上司、直属ではない)がツカツカと寄ってきた(業務時間中)

なにやらひそひそと話している。

うむ

ちょっと耳をそばだててみよう

「このお店って何を基準にで選んだの?貴方一人で選んだの?ちょっと高くない?いつも行っているお店とかでいいんじゃない?」



うわっ!

…聞かなかったことにしよう

時はまだ業務時間中。
このような業務ではないエクストラ慈善事業に気を取られている場合ではない。


そう考えてパソコンの画面に視線を移したところ、
一通のメールが届いている。
先ほど、Aが送信した送迎会日程調整のメールにCからの返信が来ている。



へむへむ…

想像するに「お店選びありがとうございます。幹事に一任させていただきます。」といった内容だろうと思いつつメールを開封してみた。

そこにはすごい長文があった。

え?
え?
なに?
なんで?
長くて二行とかじゃないの?
書くとしても行きたいお店と苦手な食べ物とかじゃないの?



恐る恐る文章を見てみた。

要点は次のとおりのようです。

〇日程調整が早すぎる
〇異動者が固まってからやるべき
〇異動者の意見を聴いてから店を選ぶべき

さて!
さてここで!
ここで考えないといけないことはなんでしょうか!




こうした問題が発生するのは往々にしてどの世界でもあり得ることです。

でも大丈夫!

問題が発生するに至った原因と解決策をみつけることでより良い業務環境を作ることができるはずなんです!

さて!

ではここでの問題点とはなんでしょうか。



それは「送別会」に対する意識の違いによるギャップでしょう。

なぜ開催するのか
どのように開催するのか

これらの疑問には世代そして個々の人生観によって認識のギャップが存在します。

一つ

送別会は儀式
全ての手続きに則って適正に執行すべき


二つ

絶対に開催すべき
それことが礼儀
でも細かい手順は気にしない


三つ

絶対視はしていないけど皆行くからとりあえず参加


四つ

参加したくないけど気まずい雰囲気になりたくないから仕方ないから行く

五つ

参加しない
やりたい人でご自由にどうぞ


上記は参加する側の意識の違いですが、
幹事と招待される側にもギャップが存在します。


さらにさらに!


幹事も個々の人生観によって送別会の手続きをどのように進めるのか、スタンスが分かれます。




とりあえず一旦叫んでおけましょう



「面倒くせぇなバカ!!!!!!」



幹事側は業務外の手続き及び責任(?)が発生するため
よっぽどのお祭り男でもない限り乗り気にはなれないでしょう。




一方の招待される側は気楽なものです。

参加したくない側の気持ちはさておき、手続きに時間を取られることも、
良さげなお店選びや支払いといった責任が発生することもないからです。

さて!
さてさて!

ここまで整理した上で、
私自身の参加側としてのスタンスも整理しておきます。

それは幹事を他人にやってもらっている以上、
どのような事態が発生しようとも「まぁやってもらっている立場だしな」です。




で、私の幹事側のスタンスもこれを裏返したものです。


「やってあげている」んだからピーチクパーチク文句言うな。

当然、これが普通のスタンスであるとは思ってはいません。

世間一般のスタンスと比較しても私自身、「大らか」もとい「どうでもよい」と考えている節がありますし、そこにギャップが生じているのも理解しています。

こうしたギャップを理解した上で、絶対に避けなければならない失敗(お店の予約が取れない、コース料理のすべてがアレルギーの人がいる等)だけは回避出来ればOKというのが幹事を押し付けられた時の私のスタンスです。

あとはなるようになれ。
そこまでは面倒見切れん。

一方で社会の荒波に耐え幾度の送迎会をこなしてきた先輩方のスタンスは違います。

濃度の差はあれど、
立つ鳥たちのために開催するのは当然という前提のスタンスです。

異動する人の要望を聴いてから、それに沿ったお店を選定すべきということですね。

その後の手続きに対するスタンスは、
細かく設定を吟味するタイプと呑めればOKタイプに分かれます。

今回は細かく設定を吟味するタイプの意思が固かったため発生したギャップですね。

【解決編】

さて!
さてさてさて!
ここから送別会の手続きをどう設定すべきでしょうか。
答えは基本的には一つしかありません。

声と権力のデカイ上司の言う事に傅くことです。



なぜならこれは業務命令だから。

業務外という薄っぺらい建前をはがしてみると、

そこには「これは仕事です」という看板がでかでかと飾ってあるから。

仕事である以上、上司からの「ご指摘」は甘んじて受け入れますよね。

最後に!!!

日本人である以上、その言葉が、その業務が、建前であるかどうかを見極める眼(ガン)は必須です。

さぁ今日も

建前業務に邁進だ!

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飲み会ルール「おごってもらったら翌朝にもお礼を」に賛否「処世術の一つ」「何度もくどい」プロの意見は?
https://maidonanews.jp/article/15032089

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