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応用鉄獣スプライト入門(有料版)前編

 こんにちは。かばたです。
 ご無沙汰してます。10/15開催のネクストプレイ杯で優勝したのもあって、今回は前回に続いて【鉄獣スプライト】をより詳しく解説できたらなと思っています。長くなると思うので2つに分けて前編では主に基本展開、後編では現環境トップ【クシャトリラ】【ティアラメンツ】に対する立ち回りなどを重点的にに解説する予定です。
両方とも有料になっていますが、よかったらご購入頂けたらなと思います。

○このデッキの強み

 このデッキの強みとしては最終盤面の散らされた妨害だと思います。
上盤面で【戦華盟将ー双龍】【I:Pマスカレーナ】【スプライト・レッド】【スプライト・キャロット】、下盤面で【鉄獣の抗戦】【スプライト・スマッシャーズ】とそれぞれ質の高い妨害を構えることができます。
それぞれの妨害を発動する際に自分の場のカードを減らすところから【鉄獣の抗戦】を打ちやすくなるのでその点いい噛み合いがありますね。
また除去のバリエーションが多く(対象を取る)(選ぶ)(破壊)(除外)(バウンス)と相手の耐性持ちのモンスターや、【ティアラメンツ】モンスターに対して強い除去をできるのが妨害としても後手捲りとしても強い点です。
 そして手札誘発の受けがいいのも強みだと思います。【鉄獣戦線】のギミックだけだと【灰流うらら】【無限泡影】を打たれて詰むことが多かったのですが、【スプライト】を採用したことによってリンク値が増え用意に貫通することが可能になりました。また【No.29マネキン・キャット】を採用したことによって【灰流うらら】に対する受けがより良くなりました。

 続いて現環境トップである【クシャトリラ】【ティアラメンツ】と差別化できている強みについて解説します。
 まず【クシャトリラ】と比べて強い点はリソースの質です。【鉄獣の抗戦】のおかげで盤面を作る際に手札にリソースを残したりと考える必要がなく妨害を立てることに意識を全振りすることができます。
 続いて【ティアラメンツ】と比べて強い点はメタが被っていないところです。
これに関しては【クシャトリラ】にも同じことが言えます。
現環境のサイドボードで流行って採用されているカードとして【深淵の獣】【皆既日食の書】【精神操作】の3つが挙げられます。

【深淵の獣】はデッキタイプからして撃たれはするもののマストに刺さるわけじゃないので気にする必要はあまりないです。
また【深淵の獣】軸のデッキに対して初動を供給させられないのも強みですね。

そもそもリンクモンスターが並んだ盤面なのでそこまで刺さりません。
【スプライト・レッド】【スプライト・キャロット】が裏になりますが、【戦華盟将ー双龍】のコストから【スプライト・エルフ】の蘇生効果で再利用できます。

【精神操作】はこの3つの中で打たれて1番だるいカードですね。しかし妨害が散れた盤面を目指しますし、【スプライト・エルフ】のリンク先にモンスターを構えることを意識すればさほど気にするカードではないと思います。
【ティアラメンツ】と違って盤面のモンスターに依存した妨害がほとんど無いので尚更気にする必要はないですね。

○構築

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