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【馬を知ろうよ!】シリーズ #3-1 馬の行動学(前編 群れと基本行動)

『馬を知ろうよ!』企画、第三弾は「馬の行動」についてです。

少し長くなるので、前編・後編に分けて解説していきます。前編である今回は、「群れ」と各種基本行動について。
後編では、馬同士やヒトとの関係性についての行動、異常行動などについてです。

ヒトと馬は、もちろん全く違う生き物ですが、その「行動」に注目するとより違いが鮮明になります。「そんなことするんだ!」と驚くような行動もたくさんあります。今回も一緒に勉強していきましょう!

※馬の行動は環境によって大きく異なります。全ての馬が同じ行動をするわけではなく、よく知られている行動パターンについて解説していきますのでその点はご了承ください。

馬の「群れ」

・野生下での社会構造

野生環境下では、1頭で生活する馬も観察されていますが、通常2種類のタイプの社会集団を形成することが知られています。

ハレム:繁殖単位。1頭の性成熟した雄馬及び複数の成雌馬と3歳未満の子馬たち
若雄群:数頭の若い雌雄の馬や性成熟に達した雄馬

一般的に馬の群れはテリトリーを形成せず、水飲み場と広い採食地を含んだ行動圏(ホームレンジ)内で生活しています。
この範囲は、複数の群れで重なっていることが多いです。

群れ内の社会的順位としては、基本的に種雄馬がもっとも優位です。
また、成雌馬は、年齢の高い馬が優位な傾向があり、群れを先導するのも、年齢が高くハレムの帰属期間の長い雌馬の場合が多いです。子を持った雌馬は順位が上がることも観察されています。

種雄馬は、採食中や休息中、群れの周辺部にいて、移動の際は列の最後尾につくことが多いです。

続きは↓から(ブログに飛びます。もちろん無料です。)

https://datedatelog.com/know-horse3/



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