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グリッドマンユニバース見てきました。

1993年に放映された「電光超人グリッドマン」は当時としては新しかった「コンピュータ世界」を舞台にした特撮ドラマで、すでに大学生になろうとしていたくせに、毎週楽しみに観ておりました。

それがアニメとして復活したのが2018年の「SSSS.GRIDMAN」。
雑誌などで「電光超人」と基本設定が同じということまでは確認していたのですが、あいにくとテレビで見ることはできませんでした。もちろん第二弾の「SSSS.DYNAZENON」も同じくです。

そんな自分が両作品の総まとめともいえる今回の映画をなぜ今さら見に行ったかというと、公開3週目の入場者プレゼントが

だったからです。なんと、全三種のクリア版指人形。
入場時に渡されるので中身は見えず、もちろん選べません。今回は「グリッドナイト」でした。

ちなみに全三種というのを市販されている通常版でご紹介すると

となります。それにしても、入場者特典で市販されていない指人形というのは珍しいですね。まれに展覧会などで目にすることもありますが、映画では初めて聞きました。

正直言って、「見たくない映画」というほどではなかったですが、「見るつもりのない映画」ではありました。なんといってもテレビシリーズを見ていないものですから。
指人形をもらいたいがために出かけたのですが、観ずに帰るのももったいないし、基本的な設定ぐらいは雑誌などで見て知っていましたから「まあ、一応観るか」ぐらいの気分で席に着きました。
すると。

本当に面白かった。
さすがに登場人物がだれかよくわかりませんでしたが、劇中で簡潔に紹介してくれるし、テレビシリーズでの出来事を振り返ってくれるので、取り残されることもなく。

なにより、映像が素晴らしい。そのままスーツアクターが超人的な動きをしているのではないかという臨場感。スピード感もアングルもよく、アニメーションで特撮をみていると感じさせるぐらいにバトルシーンは最高でした。

ストーリーも、たんなる「オールスター祭り」ではなく、SSSS. GRIDMANの主役である響裕太を主軸に据えて、平和になったはずの世界に異変がおこる模様を丁寧に描いています。
そこに別世界の住人であるはずのSSSS.DYNAZENONキャラたちが飛ばされてきて、力を合わせて巨悪に立ち向かうという、言ってしまえば王道ストーリーなのですが、そこに登場人物たちの人間模様などがうまく折りたたまれていて、とても気持ちの良い映画でした。

あえて言うなら日常が非日常になっていくシーンが短くて物足りなかったのですが、あまりここを強調しすぎるとかえってわかりにくくなるかもしれない、と思うと減点ポイントにはなりえないと考え直しました。

ラスト付近では話が少々大きくなりすぎたきらいはありますが、テレビでは描かれなかった「グリッドマン」の想いが語られるシーンでは、今までのヒーローものとは違う、この作品の斬新さを感じました。

一方で、意図的なのかあるいは演出ライブラリみたいなものがあって定型化されているのかわからないのですが、映画を見ている最中に「うる星やつらビューティフルドリーマー」「セーラームーン」「ウルトラマンサーガ」「ガオガイガー」などが頭の片隅をよぎりました。一人で見ていたらきっと大笑いしながら突っ込んでいたでしょう。

とにかく本当に面白く、久しぶりに気持ちがすっきりとする映画でした。やっぱり映画はこうじゃなきゃね。

その勢いで、普段は買わないパンフレットを購入してきました。一時は売り切れていたものが再入荷されたようです。

最後に一言

「六花 めちゃくちゃ かわいいっ!!」

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