見出し画像

絶滅の人類史 更科功著 NHK出版新書(2018年1月発行)

小説以外の本は分野ごとにまとめて読む傾向があって、これを読んでいたときは「生物学」にとても興味があった頃でした。

タイトルを見た時には「なんだか煽ってるなぁ」と思ったのですが、ここらで人類進化について通読するのもいいかな、と購入したわけです。

読んだ結果。

タイトルは全然大げさではありませんでした。

知らなかったけど「人類と呼ばれる種は25種ぐらい発見」されていて

知らなかったけど「現代の我々とは必ずしも繋がっていなくて」

知らなかったけど「現代の人類より脳が大きい種がいて」

とにかく絶滅しまくって最後に残った一種が我々ホモサピエンスだった。

サルから一直線に進化して我々が登場したと何気なく思っていた自分が恥ずかしい…

内容としては専門的(だと思う)だけれども、文章が平易で、例えもわかりやすい。

まったく興味のない人はともかく、生物としての人類に興味がある人は読んだほうがいいと思う。正直なところ自分としては読んでいるあいだ、ずっと感心ばかりしていた。

ちなみにこの本によれば人類とは「直立二足歩行」をする生物だそうな。

では「直立二足歩行」とは何か。それはこの本を読んでのお楽しみです。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?