骨が語る日本人の歴史 片山一道著 ちくま新書(2015年5月発行)
おおむね、旧石器時代といわれた頃から江戸時代ぐらいまでで発掘された人骨をもとに、日本列島に暮らしていた人々の特徴の変遷をたどっています。
表紙見返しに書かれている概要は次の通り。
本書では著者の考えに基づいて様々な言葉の定義がされています。また学校で習ったような「縄文」と「弥生」の時代わけについても、その根拠がいかに薄弱か、そして地域特性がいかに大きいかを史料などに基づいて解き明かしていきます。
本書は2部構成となっていて、第1部では「日本人の実像を探る」として発掘された